2013年04月15日

北の挑戦と陰謀のお勉強

この所、テレビのニュースは、3月は、東北震災で、4月に入ってからは北朝鮮問題なので、ブログでも、それ以外の話題に触れている場合ではない、という感じで、なかなか更新できない。

こうした世の中を無視して、あ~楽しかった~、という何かしらの報告をするのは、何か、いかにも間抜けのような感じがしないでもない。

「どうせ北朝鮮のはったりだよ!」という一般人も多いが、そういう人間は、基本的に普段は、政治に無関心な、暇なプ~太郎の一般人という感じで、その根拠も、これまでがそうだったから、というだけのものでしかない。

しかし、世の中の有識者、専門家は、今回ばかりは、そう見ていないためか、どのニュースも冒頭から北朝鮮問題だ。

なるべく国民がパニックにならないように、という配慮なのか、政治の世界では、さほど騒いでいない素振りを見せるのだが、何か、裏の世界では、大騒ぎで、戦争に備えているような感じはする。

国民が子供だとしたら、この緊急事態は子供には、知らせたくない、という感じで、実際、国民は、呑気ではある。

昨日の「池上彰の学べるニュース~緊急生放送スペシャル」を見ると、今回は、一応、韓国は、日本や米国と違い、風評などで、直接的な観光打撃などを受け、北朝鮮を無視できなくなり、話し合いを申し出た、という事だ。

当初、韓国は、もしも何かあれば戦争も辞さない、という声明を出していたくらいであったのに、だ。

これで、北朝鮮の脅しが成功した形になった、というので、もうミサイル発射は、大丈夫だろう、という見解だ。

そもそも、北朝鮮は、韓国が、米国と合同で北朝鮮を想定した最新兵器による軍事訓練を行う、という事に抗議して、こうした脅しをしかけている、という。

北朝鮮は、イラクのように、米国に滅ぼされたくないわけだ。

結局、北朝鮮の最終目標は、韓国を飛び越えての米国との平和条約ではないか、という。

米国と平和条約を結べば、韓国には米軍基地はいらない、という事になり、今後は、何かと都合がよく、やりやすい、という事になる、と池上氏。

今後は都合が良い、という意味はちょっとわからないが、、、。

金一族による、独裁政権が、民主主義国家を含めての祖国統一をするわけないし、、、。

一方、北朝鮮との信頼関係が崩れて来ている中国にとっては、北朝鮮は、崩壊してはいけない国になる。

北朝鮮がなくなってしまうと、隣はすぐに米軍基地のある韓国になってしまうので、これでは、中国にとって都合が悪い。

現在は、韓国と中国の間に同じ共産圏(独裁政権?)の北朝鮮があるから安心だ、という。

その関係から、北朝鮮は、中国にとって崩壊してはならない国になり、そのことを理由に北朝鮮は、中国と優位に関係している、と。

北朝鮮が存在して良い、という肯定派の国家がいる、というのも不思議ではある。

何かと、持ちつ持たれつのパワーバランスではある。

しかし、中国にとっては、北朝鮮は崩壊してはならないが、金一族による独裁政権はなくなっても良い、と考えているかもしれない、と。


長男の金 正男(キム・ジョンナム、1971年5月10日 - )は、2001年5月1日に成田空港へ到着した際、偽造パスポートでの密入国で逮捕されている。ディズニーランドへ行こうとした、というニュースは有名だ。


金正男wkipedia:


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E7%94%B7


次男の金 正哲(キム・ジョンチョル、1981年9月25日 - )は、2006年6月にファンであるエリック・クラプトンのドイツ公演に4日間すべて行った、というし、2011年2月14日にもシンガポールでのライブに訪れている、とある。

ひょっとしたらエレキ・ギターでも弾いているのかもしれない。



金正哲wkipedia:


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E5%93%B2



長男、次男とも、後継者になるのを、最初から望んでいなかった、という。


いずれにせよ、こうした一国による世界への脅しは、4月中、続くようで、いい加減にしてもらいたいのだが、果たして、このまま脅し作戦は今後も継続して行けるのだろうか。



三男で、ニュー独裁者とされている金正恩に関しては、以下のエピソードがあるから、実際の人物像はわからない。


「007シリーズの映画が好きだとも言われている。またスイスの国際学校時代のクラスメートの証言によれば、日本やアメリカの漫画が好きでよく読んでいたという。さらに金正恩とクラスメートが描いたバッグス・バニーのイラストが残されている。」

「朝鮮人民軍の高級軍人であるが、2011年2月16日に朝鮮中央放送が放送した視察映像では、双眼鏡を上下逆さまに持って覗き込む姿が映っており、実務経験が浅いことが指摘されている。」


金正恩wkipedia:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%81%A9



軍事に全く詳しくない、という感じだ。


これだと、ますます、バックにある軍部組織の操り人形的存在の可能性も高くなり、誰をターゲットにしていいのか、ゴルゴ13も仕事のしようがない。


私が一番怪しんでいる、No.2の“おじさん”である張 成沢(チャン・ソンテク:1946年2月6日 - )とその軍部家族には、池上氏の番組では何も触れなかった。


張成沢wkipedia:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E6%88%90%E6%B2%A2


しかし、番組で池上氏が、5秒くらい触れたのは、金 敬姫(キム・ギョンヒ1946年5月30日 - )は、張の妻で、金正日の実の妹であるから、正恩からすると1番近い“おばさん”であり、その“おばさん”が正恩の“後見人”である、ということ。


金敬姫wkipedia:


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%95%AC%E5%A7%AB


とりあえず、発射最有力日の15日は、今日で、この次は、25日、ということらしいが、一応、韓国は脅し作戦に負けた、という事で、脅し成功、という事らしい。


一体いつまで、人類は、北朝鮮に脅され続けるのかは、北朝鮮の国民次第、という事だろう。


なぜか、クーデターを起こさない国民という事になるのだろうか。


救いがあるとしたら、北朝鮮国内にもインターネットとまでは行かないが、携帯電話が普及して来た、ということ。


これで、他国の人は、いかに贅沢に暮らしているか、という映像や情報がどんどん流れたら、どうだろうかと思うが、そもそも携帯電話を所有しているのは、幹部の一族だろうから、困窮しているわけでもない。

国民を二分化し、一方は、幹部として裕福な待遇を与え、他方は、貧困で、反乱を起こす力もなくす、というシステムだと、不満は起こらず、また不満があっても泣き寝入りするしかない。

ここにも、国民を敵同士に二分化する支配システムが利用されているのか、と改めて、その不滅のシステムの凄さに脅威を感じる。


世の中は、だんだんと地震や鳥インフルエンザに移行しつつあるので、そろそろ別の話題に触れてもいいかなあ、とは思うが、4月中は、何ともいえない。






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Posted by TOMOYOSE TAKAYA at 00:00 │時事テレビ、映画戦争と平和