2015年07月17日
沖縄台風小話:Facebook転載シリーズ
Facebook:7月9日 19:31 ·
*台風小話一席:
今日の午後6時からのレッスンは、台風のため来週へ延期となりました。
というか、「台風の日に家族を置いて、出かけるのか!」という事のようです。
沖縄は、台風の日にも開けている店が多く(RVIERAも開ける、と言ってはいましたが、、)、台風になるとはちきれてしまうようです。
沖縄は昔、戦前はもちろん、戦後の私の子供の頃の昭和30年代も、台風被害が激しかったのです。それはやはり、家の造りにありました。
ほとんどが、トタン屋根の木造平屋でした。
トタンが風に舞うんですよ。
港に積んでいた100枚くらいのトタンが風に飛び散った、というニュースを聞いて、夢にまで出て来ておびえた子供時代があります。トタンで首が切れたりしないか、という恐怖ですね。
当時、座頭市なんかも見てましたから。あれ、当時は、鉄腕アトムと一緒で、世界では、残酷なシーンだと言われていたはずです。アトムを人間と見ていたんですね。当時の外国の人は。
アトムが悪いロボットをやっつけてバラバラにするでしょ。
でも、今は、アメリカの映画なんかもっと残酷ですよね。「エイリアン3、4」となると、もう普通じゃないですよねぇ。
台風の話でした。
それから、沖縄は、戦後の対策もあって、鉄筋コンクリートの家造りが主流になり、アルミサッシが普及し、台風被害はなくなりました。
まるで、三匹の子ブタのような話ですね。沖縄は、長男の作ったわらぶきの家みたいだったわけです。次男が木造で、三男がレンガでしたよね。まあ、木造は次男ですけど。
今は、三男のレンガの家みたいなものですね。
昔の三匹の子ブタは長男、次男、みんなオオカミに食べられるんですよね。それで、三男の家の煙突から入ったオオカミは、下で待っていた三男が、ぐつぐつ煮たお湯の入った大きな鍋に落ちるわけです。
戦後は、「あっちっち~!」とお尻を押さえて、トムとジェリーみたいに逃げるんですけど、本物は違います。鍋に落ちたオオカミにフタを被せて煮るんですよ!
台風の話でした。
というわけで、子供の頃は、午前7時くらいにテレビやラジオなんかで、「今日は学校が休みです!」と発表されるんですね。
すると、子供たちは、「やったあ~!」と言って、風の強い外の道路に飛び出して遊ぶわけです。当時は、車も路地裏の道路には、頻繁には通りませんでしたから、よい遊び場だったわけです。
だから、沖縄の人は、脳に、「台風が来るぞ~」という情報が入ると、「学校が休みだぞ~!」という風に聴こえるようになってしまったんですね。
おあとが、よろしいようで、、、。