2016年10月16日

バンドマン楽屋トーク・シリーズ:Facebook転載シリーズ


よく考えたら、ブログでは、触れていなかったと思うのですが、8月から、毎週、週末に、那覇市の繁華街にある某・高級ホステス?クラブと某・ホテルのバーにて、ギターソロの演奏の仕事をしています。

こうした夜のバンドマンの世界は、”腐ってもピアノ、腐っているのにピアノ”と言う、孔子?の有名なことわざ?にもあるようにピアノなら誰でも王様の世界です。

ある事情で、あるピアニストが都合が悪くなったので、その代わりに演奏する事になりました。

20年ぶりにギターソロで、夜のバンドマン業界復帰です。

ギターソロでバンドマン業は始めたのは、某ホテルにて、24歳の時からです。

週六日の演奏でした。


当時、このギターソロの仕事で、ライバルは、ただ1人だけでした。

たぶん、あの当時、40代後半か50代だったのではないか、と思われるフィリピン人の男性ギタリストでした。

ラリーさんと言います。

この人は、ジャズもやるようですが、基本は、クラシック・ギタリストだと思います。

ホテルで、ラリーさんのクラシック・ギターソロのディナーショーのポスターなんかを見た事があります。

あれから、30年余りですか、、、。

それ以来、ギターソロで、こうした仕事をする人は知りません。

クラシック・ギタリストが、たま~に、イベントでリサイタル風に演奏していたりはすると思いますが、毎週、毎日と弾いている人はいないでしょう。

ギター一本で仕事をしている、という人もいますが、みんな歌の伴奏です。

自分が歌っての伴奏か、あるいは、女性ボーカルの伴奏です。

私の場合、すべてのジャンル対象で、また、クラシックギターのリクエストも練習しているものは受けています。

また、ギターソロ演奏の場合、音響的な面も重要ですから、アンプ持参で、アンプをPA代わりに使用して、ピアノが置いてないところで、演奏していたりしました。

ホテルのピアノのないバーとかですね。

こうした場合、一番、困ったのが、何か都合が悪くなったり、病気とかあったりすると、私の代わりがいない!って事です。トラ(ピンチヒッター)がいないって事です。

今回、20年ぶりの業界?復帰ですが、今回は、元々、ピアニストの仕事場なので、何かあれば、トラは、ピアニストに頼めばいいわけです。

そんなわけで、八月から、繁華街を台車で、アンプとギターと譜面を積んで、スーツ姿の丸坊主頭の中年男が歩いています。

場所的にも、この界隈は、22年ぶりくらいの復帰です。

あれこれの、職場での実況中継は、裏稼業のFacebook上で行っていますが、私のFacebookは、”お友達”の交流のない営業用ですので、普段の”いいネ!”は、一人、二人程度です。(覗き見だけは、100人くらいいるようですが、、、。)

また、ボケ防止で始めていますから、文字も多いので、ちゃんと読む人もいませんが、とりあえず、たまに、出版物や、ジャズ・セッションなのどの営業トークがあるので維持しています。

もっと、いろんなところに出かける仕事なら、ツィッターも考えなくもないですが、毎日の暮らしは、大体、決まっています。

(子守りをしているか、泳いでいるか、、です、、、、。)


というわけで、7月31日のギターソロ・コンサートの晩から、私の職業は、本格的にソロ・ギタリストになったようです。

これも何かの因縁でしょう!(;一_一)


尚、私にギターソロ・ライブの依頼がある方は、楽屋にメール下さい。(-。-)y-゜゜゜

金土の夜は、このように、裏稼業中ですが、ギャラ次第では、トラを入れて、優先したいと思います!(ー_ー)!!

クリスマスなんかにギターソロなんか、贅沢の極みです!(T_T)


(あっ!23日金曜日のイブは、クラブですけど、、、、。しかし、これもギャラ次第で、クラブなんか、トラを入れて休みまっせぇ~!しかし、クリスマスにトラは、なかなか見つかりませんが、、、、。あっ、24日のクリスマスは、ホテルか!贅沢な宿泊客ですが、クリスマスに、どこにも出かけずに、お客さんがホテルにいるかどうかは、わかりませんが、、、。いないでしょ。31日の大晦日もホテルですが、いないそうです!)




*10月8日 23:42 ·:Facebook


楽屋トー:


今日は、楽屋のある、ガクヤアール・ホテルでの演奏です。

1週間が早いですね〜。

成長していない証拠です。(T ^ T)

1週間と言えども、色々あれば、長く感じるものです。

宝クジが当たったり、結婚式したり、あるいは、離婚式したり、出産があったり、何かに合格していたり、とかです。

今日は、韓国語がペラペラな人たちの団体客が、20人くらいいます。女性も3人ばかし。

そういえば、先週もそれくらいの団体客で、こちらは日本語がペラペラですが、60代半ばから70代という男性だけの団体客。

団体客は、うるさいだけで、昨夜の高級クラブのように、お喋りに夢中です。

あんまりうるさいと、演奏している場所と宴会している場所を仕切る壁を引っ張って、部屋を分けることができます。

カウンターにも2組くらいアベック(古〜?)がいたのですが、3ステージの終わり頃、盲目らしき人と、その連れの奥さんらしき人が、カウンターに腰かけ、こちらをサングラス越しに見ている感じで、曲が終わると拍手しています。

2曲程度で、休憩時間に入ったのですが、最後のステージをしようと、楽屋から出たら、カウンターで怒っています!

「こっちは、静かな空間を楽しんでいるんだよ!、あれだけのミュージシャンに失礼じゃないか!」と。

すると、バーテンダーが、団体客との間に、壁を引いて、団体客の部屋を密閉状態にしました。

たぶん、盲目の人には、確かにうるさく、まさか、部屋が仕切れるとは、当初、思っていなかったんでしょう。

ラストステージが始まる寸前に、それを知って、じゃあ、これまでの30分の騒音は、何だったのか!となったのでしょう。

盲目の人は、イーグルスやビートルズをリクエストして来ました。

ラストステージが終わると、どうしても私と話がしたい、というので、後片付けが終わり、20分も話しました。

自分は、柔道のメダリストで、弟子が何人もいる。趣味で、昔からギターを弾いている、と。

あなたのギターは、様々なスタイルとハーモニーで溢れている。ジャズやロックやブルース、ボサノバなど、それが、自由自在に行ったり来たりする。実に素晴らしい!(フフフフ、どうやら、耳は本物だな!(-_^) )

メジャーデビューされた方ですよね!
というので、いやいや、公園デビューしかしていません、と言う会話しました。

鹿児島や福岡にも来ませんか?
あなたと、飲みながらお話しがしたい、と。

残念ですが、私は、明日は、朝8時から子守りがありますから、と。

しつこく、せがむので、名刺を渡しておきました。

そして、今日は、今さっき、3ステージ目に向かうと、いきなり、楽屋前にも20人くらい、今度は、日本語ペラペラ軍団もいます。

ステージ前には、韓国語ペラペラ軍団がうるさい中、眠いので、適当にフォークソング集を弾いて3ステージを終え、楽屋に戻ろうとすると、日本語ペラペラ軍団の中の主賓ぽい年輩?の人が、先生、先生!と私を呼び、感動しました、ぜひ、もう一曲お願いいたします!と、チップを渡しました。

それで、演奏を再開すると、ステージ前に座り、うるさい韓国語ペラペラ軍団の中、じっと、3曲のフォークソングを聞いて、涙目で、みんなと帰って行きました。

おお、神よ!

私に御加護あれ!

アーメン!

さて、ラストステージです。










同じカテゴリー(修行&音楽)の記事
Posted by TOMOYOSE TAKAYA at 00:00 │修行&音楽芸の話近況Facebookより転載