2015年08月23日

「禁断のジャズ理論」への質問に答える、その2:人はなぜ質問するのか?

質問編:


『こんにちは。
禁断のJazz理論購入者の者です。

禁断のJazz理論とパタンプラクティスの違いを分かりやすく解説した記事を投稿していただきありがとうございます。
とても面白かったです。

1:友寄隆哉「禁断のジャズ理論」とパタン・プラクティスの違い:Facebook転載シリーズ

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-08-02.html


その記事について質問があるのですが、

1:禁断のJazz理論は アドリブフレーズを覚えるためのメソッドではなく、あくまでも、メジャースケールという一本のスケールや
ブルーノートスケールを利用して、「センス、フィーリング、ノリ、リズム」をマスターするためのものとありますが、
具体的に、センス、フィーリング、ノリ、リズム、とは何をさすのでしょうか?

「ノリ」黒人特有のswingの仕方
「リズム」周期的な変動、運動性、この根幹にはビートがある。
つまり小節感覚でしょうか?
「センス」ソロの展開のしかた?
「フィーリング」、、イマイチ良く分かりません。。

これらのことを意識して練習するのとしないのとでは雲泥の差だと思うので
是非しりたいです。

2:これは友寄さん何度も仰っていることなので少し気が引けるのですが、、

禁断のJazz理論が上記のセンス、フィリーング、、、等を身につける事ができるのは
スケールが単純だからであって、
Giantがメジャースケール、ブルーノートスケールをつかって演奏した
音源を上記の事を意識してコピーすれば同じように
パタンプラクティスにならないセンス等を身につける練習になりませんでしょうか?
(例えば、B.B.King ? 間違っていたらすみません。)

3:Giantの即興のフレーズをコピーするという練習は
ノリ、センス、フィーリング等を身につけた後に意味をなすことなのでしょうか?練習の意味はあるのでしょうか?

ノリが無いじょうたいでGiantが弾い凄いフレーズ弾いてもつまらないですし。
また、フレーズを文脈にいおいて用いれる力がないと、記事にもありましたように
なんの脈絡のない即興になってしまいますよね?


ご教授のほど、よろしくお願いします。』



最初、「21世紀少年」と言う匿名でメールが来ましたが、「自分より偉い人に匿名で、物事を聞くとは何事か?」と返信したら、名前を送って来ました。

それでも、まだ、年齢も住所もわかりませんから、中学生か、高校生だと思ってはいます。

ネットの世界で、匿名で生きる機会の多い、現代の若者は、損をしていると思います。
もちろん、匿名で投稿した方がいいサイトもあるでしょうが、後々、偉くなる若者で、そんな事をした人はいません。

この事は、これからは、小学生の授業で教えておいた方がいいのではないか、と思います。

中学2年、14歳の私が、26歳の成毛滋氏に手紙を書いて質問した1973年の頃から、時代は、ずいぶん変わりました。


質問に答えましょう。


回答:


1:質問『禁断のJazz理論は アドリブフレーズを覚えるためのメソッドではなく、あくまでも、メジャースケールという一本のスケールやブルーノートスケールを利用して、「センス、フィーリング、ノリ、リズム」をマスターするためのものとありますが、具体的に、センス、フィーリング、ノリ、リズム、とは何をさすのでしょうか?』


回答:


これは、もう、観念の世界に入っています。

例えば、、「私は、イヌやネコが好き」と言っただけで、「あなたの言うイヌは、どんな種類のイヌの事ですか?ネコは?」という事に同じなんです。

人が、本当に、そのものを欲しているなら、たとえ、勘違いであっても、それに飛びつくものです。

それが、物事に”必死”で取り組んでいる人の貪欲さです。

だから、本当に欲している人にとっては、私が、「センス、フィーリング、ノリ、リズム」と言っただけで、本来は飛びついて来ないといけない。

私の教室は、見学お断りです。

これだけ、ホームページもやっていて、CDも提示している、というのに、授業を見学しないと習おうという気が起きない者は、こっちからお断りしています。

また、「見学したい!」という者に限って、入会しないものです。

だから、「センス、フィーリング、ノリ、リズム」まで、たかだか2,000円しか身銭を切っていない読者に説明する理由はないと思います。

私の教室の生徒は、1ヶ月で、本9冊分の身銭をあっと言う間に切ってしまいます。2ヶ月経てば、18冊分です。
3ヶ月経てば、27冊分ですよね。10ヶ月で、90冊分ですよ。

でも、どこまで説明しても理解できない読者って、生涯、2,000円ですよね。

2,000円と言っても、さらに私に入るお金は、その中のほんのわずかですよね。

この質問の「センス、フィーリング、ノリ、リズム」とは、何ですか、というのは、これは、すでに、観念や哲学の世界に入っていますから、質問する事も無駄ですし、それに答える事は、もっと時間の無駄行為だと思います。

世の中は、競争社会です。

だからこそ、人生は、ギャンブルです。

どんなに、理屈を重ね、説得しても、意味がありません。

大事な事は、”説得される”事ではないんです。

ああ、このやり方には、何かあるぞ!という信仰心なんです。

もちろん、それが、間違って行く人生にもなって行くかもしれませんが、理屈じゃないんです。

”オーム真理教”に入信する人たちは、頭の良い人たちが多かったですよね。

だから、私にとって、どこまでも説得しなきゃ動かない学習者って、無駄だと思います。

できれば、「”禁断のジャズ理論”のアドリブは、すべてマスターしましたけど、この後、どうなりますか?」という質問する若者の方が、未来ある若者だと思います。

貴重な時間を浪費して、1人の納得の行かない、2,000円の読者のために、生きたくはないですよね。

私が、著者として不誠実だと思うなら、これも私の本の追記のアドバイスだと思って下さい。

”ここまで、説明したんだから、つべこべ言わず、全部、覚えて、弾けるくらいなってから質問してくれ!”という事です。


2:質問『「ノリ」黒人特有のswingの仕方「リズム」周期的な変動、運動性、この根幹にはビートがある。つまり小節感覚でしょうか?「センス」ソロの展開のしかた?
「フィーリング」、、イマイチ良く分かりません。。

これらのことを意識して練習するのとしないのとでは雲泥の差だと思うので是非しりたいです。』


回答:


NO!です。

これらの事を意識して練習できるのは、上級者のみです。

初学者は、とにかく、「つべこべ言わずに、付属のCDとそっくりに弾いて見る事」です。

私は、全く、説明していないわけではないですよね。

もう、十分、説明したつもりです。

どんな事でも、それ以上、学びたかったら、それなりの努力をまず見せて下さいね。

練習して、アドリブを覚えて、それをYouTubeに、それこそ「匿名」で、アップしてもかまわないですよ。

それを聴いて、そこまで、考えるべきレベルの学習者か、判断したいと思います。

100m、10秒台で走れない者が、ウサイン・ボルトに、「風を切るとはどういうことか?」とか、質問しても意味ないですよね。それじゃあ、単なる、インタビューアーですよね。


*ウサイン・ボルト - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88


この本の著者は、大した、アドバイスをしない!と思っても、これは仕方ないです。

私にとって、良い生徒は、とにかく、実演して見せてくれる読者ですからね。

それが、できてから、「意識」を伝えられるわけです、。

泳げない人に、泳ぐ時の意識なんか教えられないですよね。

でも、本当に、必死の人なら、私の通信講座で学びますよね。

彼らは、必死だからなのか、1ヶ月では、、私の本の6冊分くらいのお金で学んでいる計算になります。

これに私が、答えるには、この回答した記事を、日本中に「広告」、として出して、その中から、6冊分の購入をする人数を探せばいいと思います。

これで、ようやく、時間を使って書いた”時給”の元手が取れるわけです。


質問3:『これは友寄さん何度も仰っていることなので少し気が引けるのですが、、禁断のJazz理論が上記のセンス、フィリーング、、、等を身につける事ができるのはスケールが単純だからであって、
Giantがメジャースケール、ブルーノートスケールをつかって演奏した音源を上記の事を意識してコピーすれば同じようにパタンプラクティスにならないセンス等を身につける練習になりませんでしょうか?
(例えば、B.B.King ? 間違っていたらすみません。)』


回答:これは、譜面的な音で言えば、同じですけど、個別には、そのプレーヤーの癖まで学んでしまいます。パタン・プラクティスにはならないにしても、癖は、大きいですね。

これは、日本語を学ぶために、東北弁、関西弁から入った、見たいな感じです。

まあ、人生は、ギャンブルですから、やって見たらいいんじゃないか、と思います。

私自身は、BBキングの、”東北弁””関西弁”から入りましたから。

でも、「禁断のジャズ理論」程度も、マスターできない人たちは、何をやっても、挫折するとは思います。

この意味でも、あまりに、強烈な個性を学ぶと、それしかできない、というのはあります。


質問4:『Giantの即興のフレーズをコピーするという練習はノリ、センス、フィーリング等を身につけた後に意味をなすことなのでしょうか?練習の意味はあるのでしょうか?』


回答:


まず、二十歳で、プロになっていない者は、みんな凡人だと思います。

それを踏まえて、現在、何歳かわかりませんが、25歳でも、プロになっていない、30歳でもなっていない、としたら、もう、何でもいいと思います。

これからの学習者は、「禁断のジャズ理論」を、まず、何歳でマスターするか、という事から始まると思います。

でも、これは、真面目にやれば、小学生からやれる事だと思います。

なぜなら、ピアノ教室の小学生は、もっと凄い曲を平気で弾いていますから。

大人になると、そうした「純粋」な気持ちを無くして、何をやっても、”悪魔のささやき”で「そんなのやめろよ!」とささやかれて、3ヶ月も続きませんよね。

もしも、中学2年生の私だったら、「禁断のジャズ理論」は、夢中になって、半年くらいで終わったかなあ、とは思います。


質問5:『ノリが無いじょうたいでGiantが弾い凄いフレーズ弾いてもつまらないですし。
また、フレーズを文脈にいおいて用いれる力がないと、記事にもありましたようになんの脈絡のない即興になってしまいますよね?』



回答:そうです!これは、正解!

どんなに知識があっても、的確なタイミングで、話さないと、KYな人になるはずです。


ひとつ、大事なポイントを最後に:


ある物事の理解に対して、それを「観念」で知っている事と、実際の「ワザ」として知っている事との間には、雲泥の差があります。

”意識”というのは、そういう”行動”の後に起る感覚です。

「自転車を乗っている時、意識している事は?」と言った事です。

そう聞かれて初めて、意識を”意識”する修行があるわけです。

だから、本来、できもしない事に対して、”意識”を使うべきじゃないんです。

1日でも早く、進化したい、と思う人は、「とにかく、できるようになってから、つべこべ言う!」という習慣を身に付ける事です。

みんな、高倉健さんを目指す事です。

建さんなら、ちゃんと回答してくれたお礼までするはずです。


*高倉健 - Wikipedia:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%80%89%E5%81%A5




*関連ブログ&8月広告ブログ一覧:


1:3月10日:「禁断のジャズ理論」練習法:明日のためにその1:Facebook転載シリーズ

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-03-10.html


2:8月2日:友寄隆哉「禁断のジャズ理論」とパタン・プラクティスの違い:Facebook転載シリーズ

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-08-02.html



3:8月9日:本:友寄隆哉「日本人のためのリズム感トレーニング理論」の秘密

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-08-09.html


4:8月15日:深夜の平和コンサート:Facebook転載シリーズ

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-08-15.html


音楽番外編:

5:8月12日:早朝の”子育て論”勃発:私は、常にお水系の女性に嫌われるシリーズ

http://sunpowermusic.ti-da.net/d2015-08-12.html



*友寄隆哉CD集:Amazon(Takaya Tomoyoseで検索:逆輸入盤)

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_c_0_15?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=takaya+tomoyose&sprefix=takaya+tomoyose%2Caps%2C284




















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