2012年06月02日

顔面病気全制覇、男児教育と不毛な修行に従事する人の関係の考察



しばらく読書三昧していたら、すっかりブログ更新を怠るような脳回路になってしまった。

これでは、引き篭もりオタクになってしまうので、もっと頻繁に更新しないといけない。

実際、全国の通信生は、このブログを見て、私の生活を垣間見るわけである。

昨日、久々(2週間ぶり!)で、飲み会があり、午後10時~午前1時の呑み放題、食べ放題、三千円の居酒屋へ行く。

店主が、全国料理人コンテストに毎年チャレンジしているようで、壁には、ずら~と優勝やら入賞の賞状が何枚かあった。

新しいところでは、2011年まであった。

チャレンジャーの料理人である。

なるほど、料理も評判がいい。

ただ、ビールは二杯まで、ではあった。

その代わり、カクテルや泡盛は、飲み放題だ。

3時間コースだから、午前1時までなのに、閉店を大幅にオーバーしての午前2時にお開き。

店の厚意もあった。

いつものように、家まで、1時間、歩いて帰る事にした。

近くのコンビニで、泡盛ワンカップを探したが見当たらず、レモン味かなんかのアルコール入りサワー缶があったので、購入して飲みだすと、甘かった。

最近、歯が痛くなり、歯医者へ。

診断は、歯周病!

寝ている時、歯ぎしりしていないか?と聞かれる。

まったく身に覚えがないので、それはない、しかし、毎日、怪獣や悪漢と闘っている夢を良く見るので、ひょっとしたら、その時、歯を食いしばっていたりするかもしれない、、と答えると、歯科医が、「そんな話をしている暇はないから、とにかく歯ぎしりはしていないんだね!」と叱られる。

ああ、こんな抽象度の低さでは、何の発見もなく、ノーベル賞は、遠いなあ、とつくづく思う。

歯科医は、とにかく絶対、私が無意識に歯ぎしりしているって事にして納得。

しかし、それを聞いていた、歯科医の妹らしき歯科衛生士が、「その話、ガッテンダ!で特集していたらしい。夜中、睡眠中、夢遊病者のように暴れる人がいるらしい」との情報で、帰宅して、ガッテンダのホームページをチェック。


『あなたの知らない寝相 寝言・夢にひそむ病!2012年2月29日放送』

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/#1


あれ?全く同じ症状じゃないかな?発病は、50歳からが多いだって!

闘っている夢を見るって?

しかし、自分の場合は、実際に飲み屋でも?良く闘っているので、そんな夢を見るのは当然かなあ、と思ってはいたが、歯ぎしり、いびきのこともあり、すぐに睡眠障害センターへ。

最近、寝言で怒鳴ったりするらしいし、毎日が眠い。

睡眠中、怪獣や悪人と闘っている夢ばかり見るからだ。

凄いのは、怪獣との格闘の最中、負けそうになり飛び起きて、寝ている家族の顔面に裏拳を入れて、泣かした事まで先月、起きた!。

よく、プロレスラーの妻が、気軽に起こそうとすると、急に鉄拳が飛んで来る、という話を聞いたが、あれに近い。

だから、普段は、けっして後ろから私を驚かせようとしないように!ときつく家族には言っている。

ゴルゴ13なら、誰かが後ろに立っただけで、振り向き様、裏拳が飛ぶ!

相手は、必ず、「ハウ!」と叫んで倒れる。

これは決まりごとで、ゴルゴ13の予定調和の世界でもある。

私は、このまま行くと、夜な夜な、飛び起きて、人の生き血を吸う人間になりかねない。

朝、起きると、口が血だらけ、ってことになったら大変だ。

睡眠病院では、首回りを測り、「45センチ以上は、無呼吸症候群の疑いがあります!」と言って、私の首回りを図ると、完全に45センチ越え。

「はい、おそらく無呼吸でしょう」と。

いつも寝不足なんですが?、それにトイレには、5,6回起きて行きます、という。

「ああ、睡眠が浅いですね」と医師。

「でも、ちゃんとそれなりの量の尿は出るんですよ?正常な人はそれを我慢できて寝ているんですか?」と聞くと、「それが、できるんですよ」と。

とりあえず、寝ている時、どれだけ奇怪な行動や暴れ方をするかをチェックするため来週一日入院して調べる事になった。

長年のバンドマン生活の後遺症で、寝るのはは朝方だ。

バンドマンの仕事は、午前3時に終わったりするからだ。

それから15年くらい経っても、身体は、そのままにして暮らしていたわけだ。

不眠症ではない。

お酒を呑んでいるので、10分も掛からず、すぐに寝るが、お酒がないとどうか。

不眠症の本では、朝の午前10時までの日光を身体に当てないと体内時計が壊れて行く、とあった。
とくに脇の下とかに日光を10分~15分程度でも当てるとだけでもいい、と。

いやあ~、そんな生活、バリ島にでも行かないと無理だ。

だから、私は旅行しないと健康にならない人間ではある。

歯医者からの電話で、「ひょっとして糖尿病じゃないか?調べるべきだ!」と。

歯周病と密接に関係しているという糖尿病の疑いが掛かる。

前日、たまたまた睡眠障害センターで血液や尿検査もしたばかりなので、電話して聞くと「糖尿病は大丈夫です。」との回答。

歯科医に伝えると、歯科医は、「ちゃんとヘモグロビンA1Cの数値を聞かないといけない!」と言われ、またまた電話して聞くと6.0%。

「それじゃあ、糖尿病との境界線だ!」と歯科医。

睡眠医は、今年4月から0・6%アップしたので大丈夫です、と言うのだが、歯科医が「それでは境界線の糖尿病じゃないか!」というので、心配になり、糖尿病の本を三冊買い込んで読む。

「30分でわかる糖尿病」の本から読む。

「何!インスリンが影響しているのか。糖分が処分できないだって!」と。

一応、読むのに2時間掛かった。
30分では読めなかった。

糖尿病が治らないってのが怖い。

心当たりもある。

ここ何ヶ月は、執筆生活で、脳を使うので、脳は、糖分を要求する。

それで、毎日、アイスクリームを食べて昼間は執筆していたりした。
夜は、お酒だ!

運動は、ウォーキングのような有酸素運動でないとダメらしい。

なんてこった!

この10年、まばたきはしないわ、睡眠中、呼吸はしないわ、、「わしの食事は糖分だから、はやく糖分を補強しろ!」と脳の命令のままアイスクリームは食べまくるは、お酒は毎日呑むわ、、で暮らして来たのか!、と思うと、さすがに、怖くなり、これは糖尿病になってもおかしくないなあ、と。

糖尿病の一番の怖いところは、合併症だと言う。

ただ単に、尿に糖分があるわけじゃない。

目が見えなくなったり、足が腐って、切断しなきゃいけなくなったりだ。(往年の歌手、村田 英雄「むらた ひでお、公称1929年1月17日 - 2002年6月13日」の晩年の糖尿病での足首からの切断の話が有名で記憶にある。)

もう一度、近所の専門の病院に行って検査すると、6.1%(HbA1c)と出た。

ここでも「大丈夫です。4月から改正になって、0・4%を足すことになったから、4月以前で言えば、5・7%って事ですね。5・8%までは大丈夫でしょう。新しいA1C数値では、6・5%から糖尿病ですね。」と糖尿病の専門病院での医者の回答。

また、「この程度なら体重を減らすとすぐに下がります」、とも

「何をしたらいいですか?」と言う質問にも、これと言ってないので、「最近、冷やご飯を食べるようにしているんですけど?」と言うと、「何でですかそれは?」と聞かれたので、「いや、あのテレビでも言ってたし、冷えたご飯は、でんぷんを半分吸収しないって言ってたんです。」と言うと、40代~50代風の男性医師は、「冷えご飯のことは知りませんねぇ」という。

え~、あんなに今流行っているのに、糖尿病の医者が「主食とでんぷん」の関係を知らないなんて!とびっくりするが、それ以上は、私に興味もない風。

購入した糖尿病の本の中には「主食を食べないで糖尿病を治す」というのもあったからだ。

ご飯、麺類は、砂糖のうち!と本の項目にもあった。

主食だけを取らないでおかずだけで治療する、という方式と、カロリー計算して、運動とあわせて減らす、という二種類の方式が書いてあった。

この主食だけを取らない方式では、トンカツのようなものでも一応、何でも食べていいことになっている。

冷やご飯ダイエットは、冷えたご飯だと、体に吸収されない型のでんぷんに変わる、と言うので、医者がテレビで提唱していた。

聞いた人は、「ホンマでっか!」と答えていた。

さらに、「あの~、毎日、ダイエット・コーラを水代わりに飲んでるんですけど?」と質問すると、「ダイエット・コーラは良くない、という話は聞いてますけど、くわしくはわかりません!」とだけ言われる。

とりあえず、歯医者に報告して、糖尿病でない事を伝えると「おめでとう」と言われる。

しかし、昨日、治療で、歯医者へ行ったら、ダイエット・コーラが悪い事が判明。

最近、お笑いのさまぁ~ずの「イカさまタコさま」という番組で、「歯磨きは、朝起きてすぐに磨いた方がいい。食後すぐには歯磨きしない方がいい」というのがあって、びっくりした。

朝起きての歯磨きは、何の意味もない、と言うのが常識だった。朝食後に磨くのがいいのが理屈には合っていた。

理由は、朝起きてのすぐの歯磨きは、夜中、口の中にばい菌が蔓延しているので、朝は、食事前に歯磨きした方がいい、との事だった。

食後すぐの歯磨きはダメ!は、食事には、酸が含まれていたりして、その酸が歯の表面を溶かす。そこへもって来て、歯を磨くと歯が削られる、との事だ。

だから、酸が、唾液で浄化された食後30分後あたりから歯磨きはするべし、とテレビで歯医者が出て来て解説までしていた。

そのことを歯医者の妹らしき歯科衛生士に知ったかぶりして言うと、「食事は、酢の物のような露骨な酢や酸のものの場合だけ!そんな食事をした時だけでいい!」と怒られる。

何も怒ることもないのに、と思うが、じゃあ、その場合だけじゃないか!とテレビに投書して抗議したらいい!と言う。

あの番組で、日本人はすべて食後30分以上経たないと歯磨きしないぞ!と言うが無視される。

その時、「ああ、酸と言えば、毎日、水代わりにダイエット・コーラを飲んでるけど!」と言うと、歯医者が現われて、「そりゃダメだ!」と、食物と酸の数値を表した表を見せられる。

それによるとコーラは、けっこうな酸の数値で、よく覚えていないが、2.2とかなんとかあったか。

「自分が呑んでるのは、ダイエット・コーラだから、本物じゃないけど?」と言うと、「本物のダイエット・コーラも酸の数値は同じ!違うのは糖分だけ!」と。

ちびちびと何回もダイエット・コーラを飲むと、歯の表面が、酸に覆われたままで、唾液で洗い流す暇がない、という。

飲むなら、一気に、ちゃんと正しくメインで飲むように!との事だった。

水代わりに、何度も何度も飲むのが、歯には最悪らしい。

ということは、歯周病で、歯が溶けてなくなったのもそのためじゃないか。

この一連の発見は、たまたま、私が質問したり、無駄話をするから発見できたわけではある。
どの病院でもそれを結論としたり、原因としていないではある。

つまり、歯周病は、夢の中で、怪獣やその一味の悪漢と闘っているために、時折、怪獣のしっぽ攻撃をまともに受けたりしたので、歯を食いしばっていたのではないか。

では、なぜ怪獣と闘うのか、の睡眠障害は、これから一日入院して調査するのだが、ひょっとして、映像に実際に得体の知れないトランペットを持った黒人が現われ、私の耳元で、今だ、闘え!とアドバイスしている姿が写っていたりしたら、話は、睡眠障害どころではない。

しかし、その場合は、心あたりは、ある。

まあ、毎日、朝方まで、お酒を飲んでいるからでもあるだろうし、いや、あるだろうじゃない。

それが十分な原因ではある。

レム睡眠であるから、寝言とか夢を見るらしい。

つまり眠りが浅いわけだ。

そこで、今、考えているのが、窓のカーテンを開けたままで寝るのだが、その時、アイマスクを付けて、勝手に日光が脇の下あたりにに当るようにしたらどうか。

そうこう実験する内に、やがて、公園に寝るのが一番、という事になるかもしれないではある。

しかし、本当の一番の治療は、旅行だ。

知らない土地に行くのは、興奮するもんだ。

朝も早く目覚め、知らない土地の朝食を食べるのは、気分も爽快だ。

また、耳鼻科に通っていて、子供の頃からの持病だった喘息の予防薬も貰っていて、去年から毎日、この粉を吸引している。耳鼻科が、喘息の治療を推奨していたから、そのまま風邪の治療のついでで、そっちも受けた。

喘息は、10年に一度、再発したりするわけだ。

そんなこんなで、ついに顔面制覇がいつのまにか達成されていることに気づいた。

今、例のドライアイの治療のための眼科と、喘息の治療のための耳鼻咽喉科、歯周病のための歯科、、と、ほとんど顔面系の病院通いではないか!

この事実に気づいているのも私だけで、医者に言っても、誰も興味を示さない。

これには、元に何かあるのではないか、と推理している。

おそらく、脳の中の操縦シートに誰か小人中の小人が座っていて、あちこちの機械をいじって私を故障させているのではないか、と思う。

そんなわけで、とりあえず、ダイエット・コーラとアイスクリームを辞めないといけないなあ、とは思う。


、、というような問題を抱えつつ、飲み会から、一人、ワンカップ泡盛を片手に、ちびちびと飲みながら、歩いていると、またまた、新たなテーマでの哲学事項が浮かんで来た。

「なぜ、無駄な稽古事ばかりに夢中になっている人がいるのか?」と、突然、浮かんで来た。

なるほど。

はたから見れば、確かに、世の中にな~んの役にも立たないというのに、毎日、何時間も関わっていたりする人達がいる。

一体全体、何の意味があって、貴重な人生を毎日、そんな事に費やすのか?

単なる婚活のためか?

それにしては、十年以上も何の進展もないではないか。

本来、長くて半年で、見切りを付けないと次の婚活ができない。

婚活でないとしても、そんな事に夢中になって、なぜ、あれこれ考えていたりするのか?

しかし、この思考も文脈が必要で、これが「学問」なら、これは、これで、正しい。

学問と言うのは、何かにすぐに役に立つものでもないわけで、ただひたすら問題を解いていたりするわけだ。
後に、その理論が、新たなものの開発に役に立ったりするのが「学問」の世界だ。

だから、この意味では、無駄ではない。将来、どんな発明に貢献するかはわからない。

しかし、世の中は、な~んの意味もない稽古やものに夢中になっていたりする。

また、それが「趣味」というなら、これには意味がある。

趣味ならば、単純にストレス解消だからだ。

ストレスが溜まるよりは、趣味に関わっている方がいいだろう。

ところが、毎日、つらい思いをして何の役にも立たない稽古をしている者も多いという事だ。

たとえば、自衛隊は、その目的は、自衛であるから、究極のゴールで、最大の実力発揮は、「戦争」だ。

いやいや、救助にも役に立ってますよ!となるが、実際の日々の訓練は、「救助」ではないだろう。

ちゃんと「戦争」へ向けての訓練であるわけだ。

その訓練の傍らで、震災があった時の救助もあるわけだ。

普段は、やっぱり、武器の訓練ではあるわけだ。

ところが、戦争なんて、現在の日本からは、めったに起こるものではない。
だから、これは、結局、「実践」は知らない、という事になる。

実践馴れした米軍、英軍だって、イラク戦争では、味方の弾に当って亡くなったとか、移動中の車の事故で亡くなった兵士もいたりして、果たして、それも「戦死」なのか、という事にもなる。

実際には、こうした事故で亡くなる兵士もかなりいるはずだ。

「100年訓練して、一日で死ぬ職業」と言われるのが、こうした軍隊の訓練だ。

毎日、朝早くから訓練して、何十年か経ち、ついに戦争になったと思ったら、一日で、戦死してしまった、という、大変、わりに合わない職業ではある。

一体全体、それは、本当に「訓練」になっていたのか?と疑問に思う事がない。
これが当たり前、としているわけだ。

私の持論は、本当の稽古は、一日体験しただけで、すべてを知る稽古だ、と言うもので、これを普段から言っているし、心がけてもいる。

10年、20年、30年と軍事訓練をするより、たったの一日、できれば、三日くらい、銃撃戦の中を走り回るだけで、その恐怖を実感するわけだ。

そして、何が必要で、何は必要ないか、を知るわけである。

もちろん、無事に生きて帰ってくれば、その知識、体験が活かせる。

ところが、戦後、1945年の”敗戦”から、67年くらい経ったのか。

日本人では、基本的に、この67年間、誰も実際の戦争を知らない。

そこで、毎日のように戦争ばかりしている米軍の知識が必要となる。

自衛隊は、元々、このまま軍隊が日本から無くなってしまったら大変な事になる、と元軍隊幹部や政治家が、苦労して結成した組織ではある。

軍隊経験者の就職口がなく、一般社会に放り出され、”押し売り稼業”に転じて行くのも”技術の無駄”につながる、として、何とか、これを食い止めるために、画策して、”軍隊”としてではなく”自衛隊”として生まれ変わったわけである。

ゴルゴ13が、仕事がなくなり、そのまま転職し、板前にさせるよりは、狩人、マタギになって暮らす方がいい、というようなものか。

そういうわけで、本来、稽古は、一日の体験で、多くの事を学ぶのが稽古でないといけない。

それなのに、何年やっても大した実力もつかず、社会にも何の貢献もできずにいて、なお、まだまだ年数が足りない、とされる年功序列型の修行があまりにも日本社会にははびこりすぎる。

この特徴として、総じて、「実践を知らない」という共通のものがあり、また、総じて「臆病」という体質も持つから、自分自身も実践ごとをなるべく避けようと無意識で拒否する。

その体質の人間が集団になり年功序列社会を形成するわけである。
そこに「実力」があっては困るわけだ。

実力は、たったの一日で判明してしまう。

映画やマンガのように達人の師匠が有能な弟子にやられるならまだ良いが、それどころか、何の経験もない暴漢の少年にやられたりするのも頻繁に起こるのが現実の世界だ。

なぜこうした事が起こるのか、といえば、稽古の実体のすべてが「予定調和」の世界であったり、「状況設定」であったりするからだ。

「こう来たら、こうしなさい!」なら、まだ救いはあるが、実際は、師匠が、「こう来たら、絶対、こうしなさい!そうしないと困る!」と言うプレッシャー・システムの中で、すべての稽古システムが組まれているからだ。

これこそまさに「トリック」の世界である。

どの番号を四つ選んでも、合計は、同じである、とするマジックのようなものだ。

ところが、臆病な人達は、誰もこのことに気づかない。

あるいは、気づいていても、そのシステムから飛び出す事さえ「臆病」であるから、抜け出る事もできない。

この間、NHKの特集の「未解決事件」でオーム真理教を取り上げていたが、これがまさにその体質の人間の集団でもある。

矛盾にはうすうす気づいていても、「抜け出る勇気」がないわけだ。

慣れ親しんだ、日々の暮らしに居心地さを感じていて、また、そこにも年功序列社会があるから、居座れば居座るだけ、心地よいシステムになるからなおさらだ。

こういう事を何十年、言い続けても、元来の体質が、臆病であるから、何をするにも集団化する。

医師や弁護士と言ったエリートの御曹司たちの教育を扱った本があって、それを読むと、彼らは、普段から甘やかされているので、集団化して、イジメを行なったりする体質もある、という。

一人では行動できない。

ああ、なるほど、昔、何年か前、有名医大生集団による一人の女子学生への強姦事件があったなあ、と思い出した。
なるほど、彼らが、集団化すれば、イジメも陰湿だろう、とは思う。

よくイジメに対して、「よくも先生にチクったな!」という事でさらにイジメもエスカレートする、というが、本来、「オレをイジメたら、先生にも世間にも公表するぞ!」という体質が大事だと言う。

それを、男の子は、子供の頃から、「男は黙ってサッポロ・ビール!」(古~!三船敏郎のコマーシャルだったが、、。)とか言って育てられるもんだから、イジメがあっても黙っているようになる。

また、男がイジメられるのは、情けない、という教育を父親や母親からされる。

そのため、それが苦になり、ストレスが頂点に達すると、外部とのコミュニケーションを突然断つ退行現象が起こる。

それが引き篭もりとなったり、さらに悪化すると自殺につながる、というメカニズムだ。

男は男らしく、女は女らしく、という教育が、その人本来の可能性を狭めている、という。

社会では、男性の料理人もいるわけだし、ファッションデザイナーもいるわけだから、子供の内から、それらに関心を持っても構わないわけだ。

私の子供の頃は、野球は男、バレーボールは女性、水泳も女性、というのはあった。

私は、たまたま、小学生の低学年で少年野球、高学年で水泳、中学でバレーボール部だったので、その辺は、テレビの影響もあったのだろう。

水泳は、野球で肘を壊したので、女性がやるもんだから大した事がないだろう、と始めたが、やったら、きつかった。

そもそも25メートルも泳げなかった!

バレーボールは、私の子供の時代は、松平監督の男子バレーボール全盛期の頃で、「ミュンヘンへの道」というテレビアニメまで毎週やっていた。

中学生の頃も身体が小さいかった私は、よくバレーボールに隠れて、かくれんぼをしていたもんだ。

じゃあ、女の子がやることを、子供の内から男子に”解禁”したら、ゲイ、オカマにならないか、という問題も出て来る。

ゲイといえば、この間、テレビ番組の関西ジャーニーズ系なのか「ありえへん∞世界」を見ていたら、顧問の「オカマ撲滅派」の美輪明宏がいるというのに、「オカマ派」のオスギ&ピーコ派のミッツ・マングローブが出ていた!

途中から見たので、二人のからみは、なかったが、何かおネェ界でも、何かしらの「密約」があったのだろうか、と思う。

仲が悪いとされる、はるな愛とマツコ・デラックスもさんまの番組におネェ軍団として仲良く出ていたし、ああした、裏社会での取り決めは、ちょっとわからないところがある。

元々、性同一障害、というのは、あるわけだから、これは、後天的な教育でどうなるもんでもない。

であれば、教育上、「男子は、こうあるべきだ!」という教育が持つ弊害の方が問題ではないか、という。

イジメられても、先生にも親にも言う事ができない男子教育。

現実の社会とのギャップにプライドが耐え切れず、そのプライドを維持するための現実逃避で、”引き篭もり”となる教育。

これが男子に多い、とされるなら、問題は、幼児教育にある、という事になる。

何年、何十年経っても、な~んの役にも立たない、また力もつかないオタク趣味に黙々と貴重な人生の時間を費やし、悦に入っているのは、すべては、こうした教育も含め、臆病なあまり「実践」がない事もあるが、そもそもからして、その人にとって何の必要もない事をやっているから、そんな悠長な事に時間が割けるのだ。

今すぐにでも何とかしないといけない!という事で、そんなに何十年も掛かる修行なんてしていられない。
人生は、そんなに長くない。

全く必要のない事に憧れているから、無駄だからけの稽古に騙されたりするわけだ。

恐らくこれは、語学学習も同じではないだろうか。
だからあれだけ本も売れるのだろう。

その大半が、無駄になり、何冊読んでも身になっていない。
回りに英語圏の外人もなく、外国旅行もしない環境での語学学習だから、基本的には、何の必要もない。

だから、高額な英会話教室に騙されたりするわけだ。

実践への恐怖は、負ける事を怖がる体質が出来上がってしまっているわけだ。
それだけ、男児としてのプライドが高い、という事になる。

勇気がある人は、まず実践してから、それが自分に向いているかいないかを判断するだけだから、何の抵抗感もない。
なぜ、それをやらないか、という理由もいちいち並べる必要もない。

臆病な人は、やらない理由を一生懸命に考え出す。

なぜ、そうなるか、といえば、前述の通り、その人にとって何の必要もないからである。

戦争もないから、無駄な武器購入に浪費もかさむ。
また、それ以外、やる事がない。

男児教育のために、負ける事への恐怖が植え付けられる、というわけだが、その点、オカマ派は、「なにさ!みんなで私の事バカにして!」と近年は、逃げ出す事もできる。

相手が、こちらに注目しなくても、お節介で、プレゼント攻めも平気である。
ものごとが続かなくても、自尊心が傷つけられる事も一般男児よりはない。

(まあ、私だけの体験でなんだが、オカマ・バーのマスターには、元自衛官も多い。ここで自衛隊とつながる!ある瞬間、男らしさ!の追求に疲れて拒否してしまうのだろう。それだけ、回りからの男児教育がプレッシャーになっていたのかもしれない。)

「貴様、それでも男か!」という言葉が、どれだけ、イジメを生んでいるか、という事もある。

イジメに遭った経験のある子は、イジメ側に回る確率も高い、という。

そんな事を考えながら、ワンカップ泡盛を飲みつつ、1時間も歩きつつテツガクして帰宅。

こんなことまで考えながらのワンカップ・ウォーキングだから、私の場合は、非常に貴重な行動で人類のために1センチくらいは貢献しているはずだ。

男児教育が進むあまり、臆病になり、現実を直視することとなる実践を避け、実践を回避する、予定調和、状況設定の世界に逃げ込み、そこを居心地の良さとし、社会に対して、な~んの貢献もする事もなく、また、いつまでも臆病なまま、人生の大半を過ごしているわけである。

そして、なぜそんなことに従事するか、と言うと、”本人に全く必要のない事だから、必死に実力をつけようという気持ちもない。ゆえに、本当に力の付く「実践事」を避ける”、というしくみである。

哀れ、と言うか、よほどの暇人だなあ、と言うしかない。

これは、臆病が罪、というわけではなく、男児教育そのものが、こうした体質を作ってしまったのだろう、と思う。

この論からいけば、男性化した女性もまた、臆病であるわけで、たぶん、何年経ってももてないだろう、とは思う。

そもそも女性本来の体質は、男性を騙すためにできているわけで、騙せないとしたら、その能力が男性化して、能力が落ちているか、身に付いていないか、と言えないか。

なぜか、すぐに思い付くのが、田嶋陽子(1941年4月6日 - )だったりするけど、、、。

健全なプライドは、健全なジェンダー意識に宿る、、というわけだ。

これからは、料理をしたり、花を生けたり、ファッションにも興味をもったりはするが、牛も担いだりするようなのが、やっぱり理想の男児かなあ。

勇気を持って、意味のない事から抜け出さないと、人生は、何も動かないなあ、と改めて、自分の人生を振り返って見た。

何事も無駄にしたくないなら、意味のない事を自分にとって関係ある事に引き付けないといけない。
関係もない事をやるから、無駄が多いわけだ。

毎日、闘うから、武器や技の目利きも厳しくなる、というわけだ。

そういえば、来週、日経新聞の記者がわざわざ東京から取材に来る!

音感本をベストセラーにした人間の取材である。

地元の新聞では考えられへん!ことではあるが、とりあえず、今のまま、相手にされないのが、原動力になるので、このままでいいかな、と思う。

というわけで、来週までに、20キロばかり痩せるダイエットでもしようかな、と思うが、その前に、またまた、このブログで脳を使ったため、脳が糖分を要求しているから、とりあえず、アイスクリームを食べてからにしようと思う。

ああ、そうだった。

全国のラジオ放送で、私の音感本の特集があった。

文化放送「くにまるジャパン」5月23日付けブログ(ページのかなり下方にある)

http://www.joqr.co.jp/japan/archives.html


私の手許には、ダウンロードして聞く事ができる、放送をMP3に納めたファイルはあるが、著作権の関係で公開できないのが、残念ではある。

30分の番組で、かなり私の本だけに触れているのが丁寧で、著者の紹介まである。
インタビューは、編集員が代理で答えている。














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Posted by TOMOYOSE TAKAYA at 00:00 │修行&音楽教育雑談集健康