2018年07月20日
久々のごきぶり退治コメント:禁断のジャズ理論編
近年は、大概のごきぶり評はスルーしてほったらかしにしているのですが、「禁断のジャズ理論」に、何か、またしても、知ったかぶり素人のアホな意見が入ってまっせぇ~、というタレコミ。
日本のamazonは、出版本に関しては、2chのような炎上商法を狙っているそうなので、その戦略に乗らないように、こうしてブログで取り上げています。
今や、アマゾンに逆らっては出版業界も炎上します。
2018.04.04
企業・業界 企業・業界
巨人トイザラスを倒産させたアマゾン…小売業界が値下げ→アマゾンも値下げの地獄ループ
http://biz-journal.jp/2018/04/post_22863.html
ジャズに関して書くと、必ず、こうした素人オタクの知ったかぶり族が、素人講義をし出します。
これは、英語学習の本でも似たような世界らしく、こういう人は、大概、英語コンプレックスも持っていて、なぜが、TOEICの参考書ばかりを買ってたりしてて、TOEICの参考書ばかりに詳しいです。
たぶん、一生、英語とは縁のない仕事をしているからでしょう。
一生、縁がないから、一生、参考書ばかりを買ってて、参考書にうるさいわけです。
近年、ジャズは、様々な、学校でジャズクラスが閉校となっています。
原因は、いくつかありますが、原因の一つは、こうした素人オタクの存在です。
勝手にジャズの主となり、閉鎖的な世界を築きあげるわけです。
まず、物事を他人に勧めるには、前提となる資格があるはずです。
なぜに、こうした人たちは、素人の身上で、あれこれ他人に教えたがるのでしょうか?
他人に何かを教える、という行為は、「その結果、自分のようになる!」というのが、教える側の前提です。
「ああ、あんたのようになりたくないな!」と思えば、師事しないわけですが、教師稼業というのは、みんなそうした覚悟をもって仕事をしているわけです。
それでは、今回の素人意見をチェックして見ましょう。
この手のオタクにありがちな知識のひけらかしがありますが、ジャズ学習者は、この意見のおかしさを自力で指摘できるでしょうか?
相手は、知ったかぶりしてますよ!
チャレンジして見て下さい。
https://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E7%90%86%E8%AB%96-CD%E4%BB%98-%E5%8F%8B%E5%AF%84-%E9%9A%86%E5%93%89/dp/4845624427/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1532097541&sr=8-1&keywords=%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E7%90%86%E8%AB%96
この評のことですね。
二つ星評。
「肝心なことをすっ飛ばしている」というタイトルです。
4件中1 - 4件目のレビューを表示(星2つ). すべての15レビューを表示
5つ星のうち2.0
肝心なことをすっ飛ばしている
投稿者googoo82018年7月10日
形式: 単行本(ソフトカバー)
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。
また、それが成立するのはピアノがG#音を鳴らしているときだけですし、Key=CのE7で#9thを鳴らしても、それはキーにとってのインサイドなのでテンション感は皆無。ブルース的フレーズとして響くだけです。
一時転調とはダイアトニック・コードの1音だけが変化することがほとんどで、その1音を敢えて鳴らさないというこの本のアプローチはアドリブのもっとも美味しい部分を諦める方法論でもあります。
E7はG#音を弾いてこそなんですよ。加えてそこに♭9th、♭13thなどをを組み合わせることでフレーズの味が生まれるわけです。
ジャズギタリストはブルースっぽく弾くときにG音を選択し、ジャジーに響かせるならG#音を選択します。
#9thだからテンション感があるというのは間違いで、インサイドとアウトサイドを考慮していない理論です。
Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。
こういった響きを無視して、音符的には#9thなので云々は音楽で響きを表現することを放棄していることになります。
出版社としては本を売るために無知な初心者が興味を持つ内容で攻めたいのかもしれませんが、この手の本が氾濫していませんか?
日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
どうですか?
こんな知ったかぶりする素人は、どんな人でしょうか?
私の感想では、中学生かなあ、と。
中学生レベルの知識ですよね。
ちょっとプロフィールを探って見ましょう。
googoo8
https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AF6LPUQ25GAQJ7S54PBWB5ITMTLQ/ref=cm_cr_dp_d_gw_tr?ie=UTF8
私の本以外にある本は、以下の本ですね。
この本をジャズ学習の最高の本としているわけです。
マークレヴィンの本ですね。
この本は、1995年に出た本で、私の教室でも上級者向けに使用したりしてはいます。
翻訳本なんかじゃないですね。直接、米国からの取り寄せですから、あれから23年ですか。
カスタマーレビュー
5つ星のうち5.0
これで学べば間違いなし
投稿者googoo82018年4月14日
形式: 楽譜
あれこれと浮気をせず、まずはこの1冊を本気で学べばジャズ理論については必要十分でしょう
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3-%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%BC-Mark-Levine/dp/4754930789?ref=pf_vv_at_pdctrvw_dp。
この本がいい、というわけですから、高校生かな?
この本一冊でいい、というわけですから、じゃあ、この子?は、この本の知識だけで、私の「禁断のジャズ理論」を批判して、そこから、日本全体のジャズ教師批判まで行っているわけですね。
な~るほど。
でもまあ、中学生、高校生をあまり批判しないようにはしたいのですが、一応、ものの言い方が、高邁で、上から目線。
いかにもこれが事実かのような書き方は、完全にメディアを利用した洗脳ですから、営業妨害ですよね。
洗脳は簡単です。
素人が素人相手にするわけですから、素人のツボを心得ているわけです。
「君も素人らしいけど、ぼくも素人だよ。もっと良い先生がいるよ。ぼくは、その先生に就いて、もう10年だからね!」
「えっ?10年も習って、まだ、ぼくと同じなの?!」
というようなツボが効いた話です。
本当に、いちいち、中高生の学習者の意見を相手にしたくないのですが、このレビューで、騙される素人が続出するかもしれない、というので、ちょっと回答して見ましょう。
自分でも考えた反論と照らし合わせて見て下さい。
まずは、ここ、、。
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。』
何これ?
ブルースを感じさせる?
それは、それは、そういう雰囲気を出したいから、そうなるわけです。
まず、皆さんは、ハーモニーというのは、水平な和音の流れではない、という事を覚えておきましょう。
ハーモニーというのは、垂直な音の堆積の構造なんですね。
たとえば、E7という和音が伴奏で鳴っていますね?
そこに、CMajor scale(ハ長調の音階)で対応すると、G音がこの♯9thというテンションの響きになります。
それが、ブルースを感じさせるか、否かは、前後のフレーズの流れと、本人の意図によるわけです。
和音を”音の積み重ねに依る垂直な構造”と捉えると、E7という和音に対して、G音は、♯9thというテンションとして響きますが、その後、そこから、同じくハ長調の音であるF音に進行すると、それは、♭9thというテンションになるわけです。
また、ここで言う「Tension」というのは、「Extension」のことですよね。
音を積み重ねて行き、「拡張」して行くわけです。
積み重ね方は、様々あります。3度重ね(3度堆積)、4度重ね(4度堆積)、5度、6度、7度、2度、、と様々にあります。
この場合、E7というコードのミソシレとE G♯ B Dという音の積み重ねに対して、ハ長調の残りの音、F G A C という音が、ハ長調だけの音階をテンションとして積み重ねることができます。
ハ長調だけの音階で、考えると、E7というコードの下部構造(E G♯ B D基本構造)に対して、残りの音階の音が上部構造、つまり、Extension F G A Cになるわけです。
Fの音は、Eという根音から計ると、♭9th(短9度)、Gの音は、♯9th(増9度)、あるいは、♭10th(短10度)になるわけです。C音は、♭13(短13度)。
Aの音は、11th(完全11度)と呼ばれる Extension になるわけです。「拡張された音」ですね。
したがい、E7に対して、G音を鳴らしただけで、それが、ブルースを暗示する、という常識はありません。
まず、もって、G音からF音への流れでは、ブルースから遠ざかるだけです、。
じゃあ、E7でブルースを感じさせる音は?としておきますか?
当然、Eのブルーノートスケールと呼ばれるものです。
ざっと、羅列すると、E(ルート)、F♯ (2) G(♭3) G♯(3) A(4) B♭(♭5) B(5) C♯(6) D(♭7) D♯ (7)。
音は、12音しかない、というのに、合計10音もありますねぇ~。
えっ?そんなのブルーススケールじゃない?
ブルーススケールは、ブルーノートスケール?(E G A B♭ B D )
そんなわけないでしょ!
やって見せましょうか?
じゃあ、SKYPEレッスンを受けて下さい。
普通に、BB KINGを聴いてもいいですけど。
12音中、10音もあると「じゃあ、ブルースらしくない音は、2音か!」と興味が湧くでしょ?
技量にもよりますが、残りの音は、F音(♭9)とC音(♭13)です。
E7に対して、この2音を堂々と弾くと、ブルースらしくはなくなります。
ラテン音楽風にはなります。
この事からすると、E7に対して、G音を弾くだけで、「それはブルースだ!」と言う者は、中学生が、高校生くらいかなあ、と。
もちろん、頭でっかちのね?
ただし、頭はでっかいけど、中身は空っぽですよ!
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。』
という知ったかぶりに対して、私は、これだけの話をしなければいけないわけです。
まだ、序文ですよね?
だから、素人の話は、スルーしたいわけです。
もう、これだけで、うんざりです。
ちゃんと、お金払って、ちゃんとした先生から学んで下さい。
しょうがないから、次へ行きます。
『また、それが成立するのはピアノがG#音を鳴らしているときだけですし、Key=CのE7で#9thを鳴らしても、それはキーにとってのインサイドなのでテンション感は皆無。ブルース的フレーズとして響くだけです。』
ここまで、来ると、皆さんも、わかって来ましたか?
この子は、ハーモニー感を垂直和音として聴くだけの音感がないわけです。
耳が悪いんですね。
テンションというのは、個々のコードとの関係で発生する”サウンド”なんですね。
曲全体のキーが、Cのキーだからと言って、ハ長調の音、7音全部が、INSIDE(調性的)なテンションとして響くわけじゃないんですね。
テンションは、水平的な横の流れで発生する”サウンド”ではなく、和音が鳴った瞬間に響く”サウンド”の事なんですね。
例えば、CM7というコードが伴奏として鳴った瞬間に、D音を加えた瞬間に、そこに”9th”というハーモニーが一瞬、生まれるわけです。
その次に、E7というコードで伴奏した時、G音を弾いた瞬間に、「あっ!♯9thのサウンドだ!」と感じるわけです。
こうした、一瞬、一瞬の垂直的な和音体験が、Tensionの世界ですね。
それなのに、CM7でのD音も、E7でのG音も、この曲は、ハ長調の曲なら、すべて「INSIDE (調性的)」なテンションでしかない、という、この子の意見は、ちょっと、異常なくらい未熟でしょ?
体感できないのに、テンションを頭だけで理解してしまったわけです。
これを、堂々と言って、素人が、素人を洗脳する論法に利用しているわけです。
完全に音楽を舐めてますねぇ。
マーク・レヴィンに、「君の本を信奉している子が、こんな事言うてるでぇ~!」と伝えましょうか!?。
もう、疲れて来ましたが、次行きましょう。
『一時転調とはダイアトニック・コードの1音だけが変化することがほとんどで、その1音を敢えて鳴らさないというこの本のアプローチはアドリブのもっとも美味しい部分を諦める方法論でもあります。』
アドリブの最も美味しい部分を諦める、とありますねぇ。
しょうがない子ですねぇ。
個々のコードトーンが弾けたら、それを弾いたらいいじゃないですか。
たったの1音で、美味しい?アドリブができるくらいのレベルにいる子なら、すでに、プロですから、プロなら、まず名前を名乗ったらいいですよ。
プロなら、匿名で、意見する事も意味ないですし、匿名で、ジャズの話をするブログなんかするほど暇ではありません。
プロなら、実名で、ジャズの話をして、プロ活動するのが、当たり前の行動ですから。
素人が素人のブログを読むから、そこに”共感”が生まれるわけですよね?
「私もできないけど、あなたもできない。だから、あなたも私も、こんなエピソードに感動するわけですよね!」と、共感するわけです。
私の場合は、某人気ジャズ修行マンガが、実際は、読めないですよね。
そこに登場する、厳しい先生の指導法が、おかしいからです。
理論的にもおかしいですし。
「何やってんだ!、そこは、ミクソリディアン・スケールだ!」といったような感じで、ちょっと、恥ずかしくて、読めません。
もちろん、作者は、、ジャズミュージシャンのプロではありませんから、仕方ありませんけど。
医療マンガで、医学指導が間違っているような感じでしょうか、、、。
まあ、でも、理論にこだわらない、上原ひろみ氏を信奉しているので、この辺が面白いのですけど、、、。
さて、次、、、
『E7はG#音を弾いてこそなんですよ。加えてそこに♭9th、♭13thなどをを組み合わせることでフレーズの味が生まれるわけです。』
もう、困ったもんですねぇ。
ブルースの話をしてたんでしょ?
さっき、一番、ブルースに合わない、という♭9thと♭13 th を組み合わせるってねぇ。
これは、間違いを指摘する、というより、とにかく、素人なんだから、あまりバカな解説を堂々と言わない事。
まず、黙って、貪欲に、なんでも吸収する事。
3度の音が弾けるなら弾けばいいわけです。
Bebop的なアドリブ手法では、コードトーンの3度の音が弾ける事が命ですから、弾いたらいいです。
ただし、マイルス・デイヴィスは、「3度や7度の音は和音に入れるなよ!」とハービーハンコックに言ったりしてます。
これは、コード感がはっきり出てしまうからですね。
Bebop的な、演奏というのは、「伴奏が無くても、コード進行がわかるアドリブ」というのを目指していたわけですね。
非常に基本的な和声を意識した、原始的な演奏ですね。
基本的に伴奏はいらない。
しかし、モダンな時代に入り、アドリブ自体もハーモニー感に加わる演奏が主流になって行くわけですね。
とにかく、時間がないので、次行きます。
『ジャズギタリストはブルースっぽく弾くときにG音を選択し、ジャジーに響かせるならG#音を選択します。
#9thだからテンション感があるというのは間違いで、インサイドとアウトサイドを考慮していない理論です。』
この子?大丈夫ですかねぇ?
10年後、プロになってないと怒るよ!
「ジャズギタリストはブルースっぽく弾くとき」って、小学生の文章か!
わしは、そのジャズギタリストじゃ!
次、次!
『Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。』
もう、誰か、代わりに何か言ってくれませんか!?
まず、テンションに関して、皆さんメモって下さい。
「テンションは、次のコードを暗示する。」という基本的な使い方があります。
メモりましたか?
A7でFの音を弾いたら、ああ、次は、Dmに進行するのかなあ、というのを暗示します。
A7は、通常、Dm7やD7関係に行く頻度数が高いからですね。
Dmの3度の音が、F音。
D7やDM7だと、F♯音です。
だから、A7で、F音(♭13)の音をうろうろさせる、という事で、「ああ、次は、Dmに行くんだな」という事を暗示し、その結果、違和感なく、Dmに進行して行けるわけです。
しかし、仮に、これが、F♯(13)をうろうろさせていながら、D7やDM7に進行せず、Dmに進行した、としたら、それが「意外性」です。
それが、一つの調性内での「転調感」を疑似的に作り出す事ができるわけです。
逆も同じです。
A7でF音をうろうろさせているのに、進行した先が、DM7とD7も「意外性」狙い、ですね。
違和感を利用した「転調感」を疑似的に作り出すやり方ですね。
ジョン・スコフィールドというギタリストがいますが、彼のスタイルがこれですね。
まるで、一つの調性のようなシンプルなコード進行なのに、転調感たっぷりの演奏するやり方ですね。
*ジョン・スコフィールド(John Scofield、1951年12月26日 - ):
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%AE%B6)
この対極にあるのが、パット・メセニーです。
複雑な、すでに転調、転調のコード進行に対して、「あたかも、一つの調性のようにアドリブする」というスタイルですね。
*パット・メセニー(Pat Metheny、1954年8月12日 -): )
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%BB%E3%83%8B%E3%83%BC
両者は、様々な音階を駆使して、その目指すゴールが両端なわけです。
ジョンが、「凄い難しいコード進行の曲を弾いてるなあ」と思ったら、「あれ?、簡単なコード進行じゃないか!」となり、パットは、「簡単なコード進行かな?スムーズに弾いてるし、、」と思ったら、「ええ~、難しいコード進行じゃないか!」となるわけです。
だから、もう、こんな意見、アホか!、となりますよね。
『Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。』
何が、ジャジーで、何がブルージーかです。
ジャージを着て、ブルージーンズを履いていたら、どうすんだ!になります。
G7で、♭13は、E♭音ですから、暗示的には、「次は、Cm系かな?」と感じるわけです。
感じる、というのは、Cmに進行した時にわかるわけです。何の違和感もないからです。
それなのに、C7、あるいは、CM7に進行したとしたら、そこに「意外性」が生まれるわけです。
オルタードテンションは、ジャジーになるから、ではないんですね。
ハーモニー自体に変化を加えているわけです。
この場合のG7にE♭音は、G7+5の和音か、D♭7という和音に伴奏のコードを変化させているわけです。
耳の良い伴奏者は、この時、どちらかのコードのつもりかを判断し弾きわけるわけです。
ジャズのアドリブの伴奏の基本は、「アドリブ奏者に合わせる!」です。
けっして、勝手なコードを弾く伴奏者に合わせる、わけではありません。
もう、疲れました、、、許して、、、、。
次、行きますが、最後が見えて来ましたので、、、。
『こういった響きを無視して、音符的には#9thなので云々は音楽で響きを表現することを放棄していることになります。
出版社としては本を売るために無知な初心者が興味を持つ内容で攻めたいのかもしれませんが、この手の本が氾濫していませんか?』
音楽で響きを放棄するって、、、
すでに伴奏としてコードが鳴っているわけですから、すでに響いているわけです。
ピアノ伴奏がなければ、何の伴奏コードもありません。
ベースラインだけですね。
この場合は、1音弾いても、ベースとの関係で、”サウンド”が生まれるわけです。
ここまで、一応、テンションとしてアドリブを扱って来ましたが、基本的に、ただ、経過音的に弾いているだけで、「あっ!さっき、9th弾いたな!」、「あっ!今、♭13th弾いたな!」という事を判断できません。
それは、伴奏と同時には判断できません。
何となく「さっきのは、9thかな、13thかな?」というアドリブ後の印象が一瞬にして後から感じるだけです。
それを感じさせる演奏は、ちゃんとアドリブでも、意識して行わないといけないわけです。
「どうだ!この9th感のあるフレーズは!」と言った使い方です。
無知な初心者とは、誰の事?
これこそが、典型的な日本人ですよね。
「文法を知らない奴が英語を喋りやがって!」と。
これが、長年の日本の英語教育が作り出した中年族です。
それが、再び、こうして、輪廻転生して、この子にも宿ってしまったわけです。
「おまえらごときにジャズがわかるか!いいかげんなジャズをするな!ジャズは、もっと難しいんだぞ!オレはできないけど!」という世界ですね。
物事を「理解」する事と、それが「できる」という事は別です。
こうした事を発言する事自体、これからの人には、”害虫”でしかありませんよね。
昔っから、こんな中年ばかりだったんですよ。
日本は!
ああ、やがて、その世代も、ようやく消えて無くなるなあ、これからの日本の若者は自由だなあ、と思っていたら、こんなんが、輪廻転生して生まれて来たのか、、、と残念でなりません。
ようやく、最後です。
『日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
マーク・レヴィンを翻訳で購入したくらいで、ここまで言われるかなあ、と、段々と怒りが湧きますねぇ。この子に!
決定的な事を最後に言っておきましょう。
この「禁断のジャズ理論」は、米国のバークリー音楽大学のアドリブ方式です!。
ジャズをやるには、メージャースケールだけ十分だというジョン・スコフィールドのやり方もヒントにしています。
バークリー方式は、コード進行を、「ここからここまでは、**のキー、ここからは、++のキー」と言った考え方のアドリブ方式です。
本をちゃんと読んでませんか?
こうした方式でスケールを活用し、あとは、耳でテンション感を鍛えるわけです。
だから、私のメソッドには、音感を鍛える事が第一にあるわけです。!
偉そうに、テンションの話をしているわりに、「あっ、今の音、♭13thだよね?」と言われて、「ああ、そうだよ」と言えない人は、いくら理論を学んでも活用できません。
「ALL OF MEのサビの音、何の音から入ってたっけ?」
「えっ、ちょっと歌って見てよ。」
「ああ、わかった、それは、6thの音だね!」
といった会話に、日本も西洋もありません。
「サザエさんの主題歌知ってる?、知ってるなら弾いてよ!」と言った世界ですよね。
日本人の特徴は、今、この子がやっていることそのものなんですよ。
『日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
今回、日本の全音楽教師を代表して、この子を注意しておきましょう。
もし、これが大人なら、いつものように賞金5万円掛けて、その正体を暴きますけどね。
私は、この「禁断のジャズ理論」で、米国に殴り込みを掛けたい!という気持ちで書いたわけです。
最初の「大人のための音感トレーニング本」は、英語の翻訳だけで、翻訳料、760万円くらい、と言われたので、断念したわけです。
この「禁断のジャズ理論」は、合理主義の西洋社会では、世界的な大ヒットになったはずです。
目玉は、あそこまで、しっかりとした、アドリブのサンプル音源を創作したのが、偉業だと自負しています。
これまでの米国のジャズテキストの弱点は、譜面のアドリブが、ダサすぎるんですね。
譜面のサンプルアドリブを弾くと、「はあ~?」というくらい、かっこ良くない。
原因は、適当にアドリブの譜面を書いているからじゃないでしょうか?
力を入れて作成した譜面もありますが、アドリブのサンプルに関しての譜面は、ちょっと恥ずかしいくらいイモすぎるんですね。
こんなイモなサンプルアドリブの譜面をちゃんとかっこよく弾けるレベルは、すでにプロのレベルです。
それでも、無理やりですけど。
というわけで、疲れたので、以後、なるべく、ごきぶりレビューは、スルーしますが、こうした事を書いて来る人のプロファイリングには、興味があります。
物事をマスターするには、プロセスがあります。
どんな理論を学ぶよりも、まずは、シンプルな理論で、スイングさせて下さい。
黒人ミュージシャンがなぜ、リズムにこだわったか?、というと、まず、音階をシンプルにしたからです。
だから、リズムに専念できたわけです。
メージャースケールのたったの一音を変えるだけで、由緒ある?有名なジャズスケールに変わります。
大事なのは、スケールじゃないんです。リズム、ノリ、です。「スイングしなけりゃ意味がない!」わけです。
あとは、音感を鍛えることです。
知らない曲でも弾けるくらいの音感です。
伴奏しながら、「あっ、3度下がってマイナーコードに行った、、、あっ、5度上がった、、、」と言った能力ですね。
「カーペンターズの”スーパースター”の出だしの、9thの音が切ないねぇ、、、」と言った味わい方ですね。
今日の私の解説、ジャズ音楽講義で取り上げたらいいです。
気を付けて欲しいのは、こうしたデタラメレビューの根本的な問題は、メディアリテラシーですね。
素人が素人を洗脳する、という罪ですね。
みんな、自分と同じ素人を作ろうと、あれこれと必死にアピールし、周りを説得しようとしますが、この本は、決して、初心者を騙すための本ではありません。
すべての音楽に通じる、とんでもないミュージシャンを作り上げようとしているわけです。
マーク・レヴィンの本を教科書で学ぶのも大事ですが、教科書というのは、すでに、出し尽くされた、新鮮味のない音使いを、ようやく”理論”としてまとめたんですね。
理論化すれば、するほど、それは、過去の音楽を閉鎖的に繰り返すだけなんですね。
江戸時代の歌舞伎、みたいになるわけです。
現代は、”スーパー歌舞伎”の時代ですよね。
ジャズも同じです。
ジャズの曲は、昔、芝居小屋で流行った曲です。
これを、古い理論を完璧にマスターし上演したら、その時代の古い人たちには、敵いませんよね?
江戸落語は、江戸時代の落語家が一番ですよね?。
ロックギターは、いつでも、ジミヘン最高!じゃあ、毎回、ギターに火を点けるしかない。
ジャズを”ベンチャーズ”にしないためにも、禁断のジャズ理論の考え方は、重要です。
ロックでもなんでも通用します。
大事なことは、「すべてはプロセス」なわけです。
素人には、ここまでで十分な解説だと思います。
素人講義に関しては、いちいち、反論するのは面倒なので、その出たがり、オタク性質だけを問題にして取り上げています。
今回の主旨は、こんな事をしていても、人生は、変わらないぞ!、という愛ある指摘だと思っています。
良い日本の先生に出会って下さい。
日本のamazonは、出版本に関しては、2chのような炎上商法を狙っているそうなので、その戦略に乗らないように、こうしてブログで取り上げています。
今や、アマゾンに逆らっては出版業界も炎上します。
2018.04.04
企業・業界 企業・業界
巨人トイザラスを倒産させたアマゾン…小売業界が値下げ→アマゾンも値下げの地獄ループ
http://biz-journal.jp/2018/04/post_22863.html
ジャズに関して書くと、必ず、こうした素人オタクの知ったかぶり族が、素人講義をし出します。
これは、英語学習の本でも似たような世界らしく、こういう人は、大概、英語コンプレックスも持っていて、なぜが、TOEICの参考書ばかりを買ってたりしてて、TOEICの参考書ばかりに詳しいです。
たぶん、一生、英語とは縁のない仕事をしているからでしょう。
一生、縁がないから、一生、参考書ばかりを買ってて、参考書にうるさいわけです。
近年、ジャズは、様々な、学校でジャズクラスが閉校となっています。
原因は、いくつかありますが、原因の一つは、こうした素人オタクの存在です。
勝手にジャズの主となり、閉鎖的な世界を築きあげるわけです。
まず、物事を他人に勧めるには、前提となる資格があるはずです。
なぜに、こうした人たちは、素人の身上で、あれこれ他人に教えたがるのでしょうか?
他人に何かを教える、という行為は、「その結果、自分のようになる!」というのが、教える側の前提です。
「ああ、あんたのようになりたくないな!」と思えば、師事しないわけですが、教師稼業というのは、みんなそうした覚悟をもって仕事をしているわけです。
それでは、今回の素人意見をチェックして見ましょう。
この手のオタクにありがちな知識のひけらかしがありますが、ジャズ学習者は、この意見のおかしさを自力で指摘できるでしょうか?
相手は、知ったかぶりしてますよ!
チャレンジして見て下さい。
https://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E7%90%86%E8%AB%96-CD%E4%BB%98-%E5%8F%8B%E5%AF%84-%E9%9A%86%E5%93%89/dp/4845624427/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1532097541&sr=8-1&keywords=%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E7%90%86%E8%AB%96
この評のことですね。
二つ星評。
「肝心なことをすっ飛ばしている」というタイトルです。
4件中1 - 4件目のレビューを表示(星2つ). すべての15レビューを表示
5つ星のうち2.0
肝心なことをすっ飛ばしている
投稿者googoo82018年7月10日
形式: 単行本(ソフトカバー)
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。
また、それが成立するのはピアノがG#音を鳴らしているときだけですし、Key=CのE7で#9thを鳴らしても、それはキーにとってのインサイドなのでテンション感は皆無。ブルース的フレーズとして響くだけです。
一時転調とはダイアトニック・コードの1音だけが変化することがほとんどで、その1音を敢えて鳴らさないというこの本のアプローチはアドリブのもっとも美味しい部分を諦める方法論でもあります。
E7はG#音を弾いてこそなんですよ。加えてそこに♭9th、♭13thなどをを組み合わせることでフレーズの味が生まれるわけです。
ジャズギタリストはブルースっぽく弾くときにG音を選択し、ジャジーに響かせるならG#音を選択します。
#9thだからテンション感があるというのは間違いで、インサイドとアウトサイドを考慮していない理論です。
Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。
こういった響きを無視して、音符的には#9thなので云々は音楽で響きを表現することを放棄していることになります。
出版社としては本を売るために無知な初心者が興味を持つ内容で攻めたいのかもしれませんが、この手の本が氾濫していませんか?
日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
どうですか?
こんな知ったかぶりする素人は、どんな人でしょうか?
私の感想では、中学生かなあ、と。
中学生レベルの知識ですよね。
ちょっとプロフィールを探って見ましょう。
googoo8
https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AF6LPUQ25GAQJ7S54PBWB5ITMTLQ/ref=cm_cr_dp_d_gw_tr?ie=UTF8
私の本以外にある本は、以下の本ですね。
この本をジャズ学習の最高の本としているわけです。
マークレヴィンの本ですね。
この本は、1995年に出た本で、私の教室でも上級者向けに使用したりしてはいます。
翻訳本なんかじゃないですね。直接、米国からの取り寄せですから、あれから23年ですか。
カスタマーレビュー
5つ星のうち5.0
これで学べば間違いなし
投稿者googoo82018年4月14日
形式: 楽譜
あれこれと浮気をせず、まずはこの1冊を本気で学べばジャズ理論については必要十分でしょう
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3-%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%BC-Mark-Levine/dp/4754930789?ref=pf_vv_at_pdctrvw_dp。
この本がいい、というわけですから、高校生かな?
この本一冊でいい、というわけですから、じゃあ、この子?は、この本の知識だけで、私の「禁断のジャズ理論」を批判して、そこから、日本全体のジャズ教師批判まで行っているわけですね。
な~るほど。
でもまあ、中学生、高校生をあまり批判しないようにはしたいのですが、一応、ものの言い方が、高邁で、上から目線。
いかにもこれが事実かのような書き方は、完全にメディアを利用した洗脳ですから、営業妨害ですよね。
洗脳は簡単です。
素人が素人相手にするわけですから、素人のツボを心得ているわけです。
「君も素人らしいけど、ぼくも素人だよ。もっと良い先生がいるよ。ぼくは、その先生に就いて、もう10年だからね!」
「えっ?10年も習って、まだ、ぼくと同じなの?!」
というようなツボが効いた話です。
本当に、いちいち、中高生の学習者の意見を相手にしたくないのですが、このレビューで、騙される素人が続出するかもしれない、というので、ちょっと回答して見ましょう。
自分でも考えた反論と照らし合わせて見て下さい。
まずは、ここ、、。
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。』
何これ?
ブルースを感じさせる?
それは、それは、そういう雰囲気を出したいから、そうなるわけです。
まず、皆さんは、ハーモニーというのは、水平な和音の流れではない、という事を覚えておきましょう。
ハーモニーというのは、垂直な音の堆積の構造なんですね。
たとえば、E7という和音が伴奏で鳴っていますね?
そこに、CMajor scale(ハ長調の音階)で対応すると、G音がこの♯9thというテンションの響きになります。
それが、ブルースを感じさせるか、否かは、前後のフレーズの流れと、本人の意図によるわけです。
和音を”音の積み重ねに依る垂直な構造”と捉えると、E7という和音に対して、G音は、♯9thというテンションとして響きますが、その後、そこから、同じくハ長調の音であるF音に進行すると、それは、♭9thというテンションになるわけです。
また、ここで言う「Tension」というのは、「Extension」のことですよね。
音を積み重ねて行き、「拡張」して行くわけです。
積み重ね方は、様々あります。3度重ね(3度堆積)、4度重ね(4度堆積)、5度、6度、7度、2度、、と様々にあります。
この場合、E7というコードのミソシレとE G♯ B Dという音の積み重ねに対して、ハ長調の残りの音、F G A C という音が、ハ長調だけの音階をテンションとして積み重ねることができます。
ハ長調だけの音階で、考えると、E7というコードの下部構造(E G♯ B D基本構造)に対して、残りの音階の音が上部構造、つまり、Extension F G A Cになるわけです。
Fの音は、Eという根音から計ると、♭9th(短9度)、Gの音は、♯9th(増9度)、あるいは、♭10th(短10度)になるわけです。C音は、♭13(短13度)。
Aの音は、11th(完全11度)と呼ばれる Extension になるわけです。「拡張された音」ですね。
したがい、E7に対して、G音を鳴らしただけで、それが、ブルースを暗示する、という常識はありません。
まず、もって、G音からF音への流れでは、ブルースから遠ざかるだけです、。
じゃあ、E7でブルースを感じさせる音は?としておきますか?
当然、Eのブルーノートスケールと呼ばれるものです。
ざっと、羅列すると、E(ルート)、F♯ (2) G(♭3) G♯(3) A(4) B♭(♭5) B(5) C♯(6) D(♭7) D♯ (7)。
音は、12音しかない、というのに、合計10音もありますねぇ~。
えっ?そんなのブルーススケールじゃない?
ブルーススケールは、ブルーノートスケール?(E G A B♭ B D )
そんなわけないでしょ!
やって見せましょうか?
じゃあ、SKYPEレッスンを受けて下さい。
普通に、BB KINGを聴いてもいいですけど。
12音中、10音もあると「じゃあ、ブルースらしくない音は、2音か!」と興味が湧くでしょ?
技量にもよりますが、残りの音は、F音(♭9)とC音(♭13)です。
E7に対して、この2音を堂々と弾くと、ブルースらしくはなくなります。
ラテン音楽風にはなります。
この事からすると、E7に対して、G音を弾くだけで、「それはブルースだ!」と言う者は、中学生が、高校生くらいかなあ、と。
もちろん、頭でっかちのね?
ただし、頭はでっかいけど、中身は空っぽですよ!
『ざっと流し読みをして「Key=CでのE7でG音を弾けばそれは#9thだから」、この時点で読むのをやめました。
それはブルースのアドリブそのものです。』
という知ったかぶりに対して、私は、これだけの話をしなければいけないわけです。
まだ、序文ですよね?
だから、素人の話は、スルーしたいわけです。
もう、これだけで、うんざりです。
ちゃんと、お金払って、ちゃんとした先生から学んで下さい。
しょうがないから、次へ行きます。
『また、それが成立するのはピアノがG#音を鳴らしているときだけですし、Key=CのE7で#9thを鳴らしても、それはキーにとってのインサイドなのでテンション感は皆無。ブルース的フレーズとして響くだけです。』
ここまで、来ると、皆さんも、わかって来ましたか?
この子は、ハーモニー感を垂直和音として聴くだけの音感がないわけです。
耳が悪いんですね。
テンションというのは、個々のコードとの関係で発生する”サウンド”なんですね。
曲全体のキーが、Cのキーだからと言って、ハ長調の音、7音全部が、INSIDE(調性的)なテンションとして響くわけじゃないんですね。
テンションは、水平的な横の流れで発生する”サウンド”ではなく、和音が鳴った瞬間に響く”サウンド”の事なんですね。
例えば、CM7というコードが伴奏として鳴った瞬間に、D音を加えた瞬間に、そこに”9th”というハーモニーが一瞬、生まれるわけです。
その次に、E7というコードで伴奏した時、G音を弾いた瞬間に、「あっ!♯9thのサウンドだ!」と感じるわけです。
こうした、一瞬、一瞬の垂直的な和音体験が、Tensionの世界ですね。
それなのに、CM7でのD音も、E7でのG音も、この曲は、ハ長調の曲なら、すべて「INSIDE (調性的)」なテンションでしかない、という、この子の意見は、ちょっと、異常なくらい未熟でしょ?
体感できないのに、テンションを頭だけで理解してしまったわけです。
これを、堂々と言って、素人が、素人を洗脳する論法に利用しているわけです。
完全に音楽を舐めてますねぇ。
マーク・レヴィンに、「君の本を信奉している子が、こんな事言うてるでぇ~!」と伝えましょうか!?。
もう、疲れて来ましたが、次行きましょう。
『一時転調とはダイアトニック・コードの1音だけが変化することがほとんどで、その1音を敢えて鳴らさないというこの本のアプローチはアドリブのもっとも美味しい部分を諦める方法論でもあります。』
アドリブの最も美味しい部分を諦める、とありますねぇ。
しょうがない子ですねぇ。
個々のコードトーンが弾けたら、それを弾いたらいいじゃないですか。
たったの1音で、美味しい?アドリブができるくらいのレベルにいる子なら、すでに、プロですから、プロなら、まず名前を名乗ったらいいですよ。
プロなら、匿名で、意見する事も意味ないですし、匿名で、ジャズの話をするブログなんかするほど暇ではありません。
プロなら、実名で、ジャズの話をして、プロ活動するのが、当たり前の行動ですから。
素人が素人のブログを読むから、そこに”共感”が生まれるわけですよね?
「私もできないけど、あなたもできない。だから、あなたも私も、こんなエピソードに感動するわけですよね!」と、共感するわけです。
私の場合は、某人気ジャズ修行マンガが、実際は、読めないですよね。
そこに登場する、厳しい先生の指導法が、おかしいからです。
理論的にもおかしいですし。
「何やってんだ!、そこは、ミクソリディアン・スケールだ!」といったような感じで、ちょっと、恥ずかしくて、読めません。
もちろん、作者は、、ジャズミュージシャンのプロではありませんから、仕方ありませんけど。
医療マンガで、医学指導が間違っているような感じでしょうか、、、。
まあ、でも、理論にこだわらない、上原ひろみ氏を信奉しているので、この辺が面白いのですけど、、、。
さて、次、、、
『E7はG#音を弾いてこそなんですよ。加えてそこに♭9th、♭13thなどをを組み合わせることでフレーズの味が生まれるわけです。』
もう、困ったもんですねぇ。
ブルースの話をしてたんでしょ?
さっき、一番、ブルースに合わない、という♭9thと♭13 th を組み合わせるってねぇ。
これは、間違いを指摘する、というより、とにかく、素人なんだから、あまりバカな解説を堂々と言わない事。
まず、黙って、貪欲に、なんでも吸収する事。
3度の音が弾けるなら弾けばいいわけです。
Bebop的なアドリブ手法では、コードトーンの3度の音が弾ける事が命ですから、弾いたらいいです。
ただし、マイルス・デイヴィスは、「3度や7度の音は和音に入れるなよ!」とハービーハンコックに言ったりしてます。
これは、コード感がはっきり出てしまうからですね。
Bebop的な、演奏というのは、「伴奏が無くても、コード進行がわかるアドリブ」というのを目指していたわけですね。
非常に基本的な和声を意識した、原始的な演奏ですね。
基本的に伴奏はいらない。
しかし、モダンな時代に入り、アドリブ自体もハーモニー感に加わる演奏が主流になって行くわけですね。
とにかく、時間がないので、次行きます。
『ジャズギタリストはブルースっぽく弾くときにG音を選択し、ジャジーに響かせるならG#音を選択します。
#9thだからテンション感があるというのは間違いで、インサイドとアウトサイドを考慮していない理論です。』
この子?大丈夫ですかねぇ?
10年後、プロになってないと怒るよ!
「ジャズギタリストはブルースっぽく弾くとき」って、小学生の文章か!
わしは、そのジャズギタリストじゃ!
次、次!
『Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。』
もう、誰か、代わりに何か言ってくれませんか!?
まず、テンションに関して、皆さんメモって下さい。
「テンションは、次のコードを暗示する。」という基本的な使い方があります。
メモりましたか?
A7でFの音を弾いたら、ああ、次は、Dmに進行するのかなあ、というのを暗示します。
A7は、通常、Dm7やD7関係に行く頻度数が高いからですね。
Dmの3度の音が、F音。
D7やDM7だと、F♯音です。
だから、A7で、F音(♭13)の音をうろうろさせる、という事で、「ああ、次は、Dmに行くんだな」という事を暗示し、その結果、違和感なく、Dmに進行して行けるわけです。
しかし、仮に、これが、F♯(13)をうろうろさせていながら、D7やDM7に進行せず、Dmに進行した、としたら、それが「意外性」です。
それが、一つの調性内での「転調感」を疑似的に作り出す事ができるわけです。
逆も同じです。
A7でF音をうろうろさせているのに、進行した先が、DM7とD7も「意外性」狙い、ですね。
違和感を利用した「転調感」を疑似的に作り出すやり方ですね。
ジョン・スコフィールドというギタリストがいますが、彼のスタイルがこれですね。
まるで、一つの調性のようなシンプルなコード進行なのに、転調感たっぷりの演奏するやり方ですね。
*ジョン・スコフィールド(John Scofield、1951年12月26日 - ):
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%AE%B6)
この対極にあるのが、パット・メセニーです。
複雑な、すでに転調、転調のコード進行に対して、「あたかも、一つの調性のようにアドリブする」というスタイルですね。
*パット・メセニー(Pat Metheny、1954年8月12日 -): )
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%BB%E3%83%8B%E3%83%BC
両者は、様々な音階を駆使して、その目指すゴールが両端なわけです。
ジョンが、「凄い難しいコード進行の曲を弾いてるなあ」と思ったら、「あれ?、簡単なコード進行じゃないか!」となり、パットは、「簡単なコード進行かな?スムーズに弾いてるし、、」と思ったら、「ええ~、難しいコード進行じゃないか!」となるわけです。
だから、もう、こんな意見、アホか!、となりますよね。
『Key=CのA7で♭13thのF音を弾く場合、それはインサイドの音なのでジャジーなテンション感なんてない。
Key=CのG7で♭13thを弾けばそれはオルタード・テンションなのでジャジーな響きになる。』
何が、ジャジーで、何がブルージーかです。
ジャージを着て、ブルージーンズを履いていたら、どうすんだ!になります。
G7で、♭13は、E♭音ですから、暗示的には、「次は、Cm系かな?」と感じるわけです。
感じる、というのは、Cmに進行した時にわかるわけです。何の違和感もないからです。
それなのに、C7、あるいは、CM7に進行したとしたら、そこに「意外性」が生まれるわけです。
オルタードテンションは、ジャジーになるから、ではないんですね。
ハーモニー自体に変化を加えているわけです。
この場合のG7にE♭音は、G7+5の和音か、D♭7という和音に伴奏のコードを変化させているわけです。
耳の良い伴奏者は、この時、どちらかのコードのつもりかを判断し弾きわけるわけです。
ジャズのアドリブの伴奏の基本は、「アドリブ奏者に合わせる!」です。
けっして、勝手なコードを弾く伴奏者に合わせる、わけではありません。
もう、疲れました、、、許して、、、、。
次、行きますが、最後が見えて来ましたので、、、。
『こういった響きを無視して、音符的には#9thなので云々は音楽で響きを表現することを放棄していることになります。
出版社としては本を売るために無知な初心者が興味を持つ内容で攻めたいのかもしれませんが、この手の本が氾濫していませんか?』
音楽で響きを放棄するって、、、
すでに伴奏としてコードが鳴っているわけですから、すでに響いているわけです。
ピアノ伴奏がなければ、何の伴奏コードもありません。
ベースラインだけですね。
この場合は、1音弾いても、ベースとの関係で、”サウンド”が生まれるわけです。
ここまで、一応、テンションとしてアドリブを扱って来ましたが、基本的に、ただ、経過音的に弾いているだけで、「あっ!さっき、9th弾いたな!」、「あっ!今、♭13th弾いたな!」という事を判断できません。
それは、伴奏と同時には判断できません。
何となく「さっきのは、9thかな、13thかな?」というアドリブ後の印象が一瞬にして後から感じるだけです。
それを感じさせる演奏は、ちゃんとアドリブでも、意識して行わないといけないわけです。
「どうだ!この9th感のあるフレーズは!」と言った使い方です。
無知な初心者とは、誰の事?
これこそが、典型的な日本人ですよね。
「文法を知らない奴が英語を喋りやがって!」と。
これが、長年の日本の英語教育が作り出した中年族です。
それが、再び、こうして、輪廻転生して、この子にも宿ってしまったわけです。
「おまえらごときにジャズがわかるか!いいかげんなジャズをするな!ジャズは、もっと難しいんだぞ!オレはできないけど!」という世界ですね。
物事を「理解」する事と、それが「できる」という事は別です。
こうした事を発言する事自体、これからの人には、”害虫”でしかありませんよね。
昔っから、こんな中年ばかりだったんですよ。
日本は!
ああ、やがて、その世代も、ようやく消えて無くなるなあ、これからの日本の若者は自由だなあ、と思っていたら、こんなんが、輪廻転生して生まれて来たのか、、、と残念でなりません。
ようやく、最後です。
『日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
マーク・レヴィンを翻訳で購入したくらいで、ここまで言われるかなあ、と、段々と怒りが湧きますねぇ。この子に!
決定的な事を最後に言っておきましょう。
この「禁断のジャズ理論」は、米国のバークリー音楽大学のアドリブ方式です!。
ジャズをやるには、メージャースケールだけ十分だというジョン・スコフィールドのやり方もヒントにしています。
バークリー方式は、コード進行を、「ここからここまでは、**のキー、ここからは、++のキー」と言った考え方のアドリブ方式です。
本をちゃんと読んでませんか?
こうした方式でスケールを活用し、あとは、耳でテンション感を鍛えるわけです。
だから、私のメソッドには、音感を鍛える事が第一にあるわけです。!
偉そうに、テンションの話をしているわりに、「あっ、今の音、♭13thだよね?」と言われて、「ああ、そうだよ」と言えない人は、いくら理論を学んでも活用できません。
「ALL OF MEのサビの音、何の音から入ってたっけ?」
「えっ、ちょっと歌って見てよ。」
「ああ、わかった、それは、6thの音だね!」
といった会話に、日本も西洋もありません。
「サザエさんの主題歌知ってる?、知ってるなら弾いてよ!」と言った世界ですよね。
日本人の特徴は、今、この子がやっていることそのものなんですよ。
『日本の音楽が世界で通用しない最大の理由は、まともな音楽講師や教則本が極端に少ないからだと思うのです。』
今回、日本の全音楽教師を代表して、この子を注意しておきましょう。
もし、これが大人なら、いつものように賞金5万円掛けて、その正体を暴きますけどね。
私は、この「禁断のジャズ理論」で、米国に殴り込みを掛けたい!という気持ちで書いたわけです。
最初の「大人のための音感トレーニング本」は、英語の翻訳だけで、翻訳料、760万円くらい、と言われたので、断念したわけです。
この「禁断のジャズ理論」は、合理主義の西洋社会では、世界的な大ヒットになったはずです。
目玉は、あそこまで、しっかりとした、アドリブのサンプル音源を創作したのが、偉業だと自負しています。
これまでの米国のジャズテキストの弱点は、譜面のアドリブが、ダサすぎるんですね。
譜面のサンプルアドリブを弾くと、「はあ~?」というくらい、かっこ良くない。
原因は、適当にアドリブの譜面を書いているからじゃないでしょうか?
力を入れて作成した譜面もありますが、アドリブのサンプルに関しての譜面は、ちょっと恥ずかしいくらいイモすぎるんですね。
こんなイモなサンプルアドリブの譜面をちゃんとかっこよく弾けるレベルは、すでにプロのレベルです。
それでも、無理やりですけど。
というわけで、疲れたので、以後、なるべく、ごきぶりレビューは、スルーしますが、こうした事を書いて来る人のプロファイリングには、興味があります。
物事をマスターするには、プロセスがあります。
どんな理論を学ぶよりも、まずは、シンプルな理論で、スイングさせて下さい。
黒人ミュージシャンがなぜ、リズムにこだわったか?、というと、まず、音階をシンプルにしたからです。
だから、リズムに専念できたわけです。
メージャースケールのたったの一音を変えるだけで、由緒ある?有名なジャズスケールに変わります。
大事なのは、スケールじゃないんです。リズム、ノリ、です。「スイングしなけりゃ意味がない!」わけです。
あとは、音感を鍛えることです。
知らない曲でも弾けるくらいの音感です。
伴奏しながら、「あっ、3度下がってマイナーコードに行った、、、あっ、5度上がった、、、」と言った能力ですね。
「カーペンターズの”スーパースター”の出だしの、9thの音が切ないねぇ、、、」と言った味わい方ですね。
今日の私の解説、ジャズ音楽講義で取り上げたらいいです。
気を付けて欲しいのは、こうしたデタラメレビューの根本的な問題は、メディアリテラシーですね。
素人が素人を洗脳する、という罪ですね。
みんな、自分と同じ素人を作ろうと、あれこれと必死にアピールし、周りを説得しようとしますが、この本は、決して、初心者を騙すための本ではありません。
すべての音楽に通じる、とんでもないミュージシャンを作り上げようとしているわけです。
マーク・レヴィンの本を教科書で学ぶのも大事ですが、教科書というのは、すでに、出し尽くされた、新鮮味のない音使いを、ようやく”理論”としてまとめたんですね。
理論化すれば、するほど、それは、過去の音楽を閉鎖的に繰り返すだけなんですね。
江戸時代の歌舞伎、みたいになるわけです。
現代は、”スーパー歌舞伎”の時代ですよね。
ジャズも同じです。
ジャズの曲は、昔、芝居小屋で流行った曲です。
これを、古い理論を完璧にマスターし上演したら、その時代の古い人たちには、敵いませんよね?
江戸落語は、江戸時代の落語家が一番ですよね?。
ロックギターは、いつでも、ジミヘン最高!じゃあ、毎回、ギターに火を点けるしかない。
ジャズを”ベンチャーズ”にしないためにも、禁断のジャズ理論の考え方は、重要です。
ロックでもなんでも通用します。
大事なことは、「すべてはプロセス」なわけです。
素人には、ここまでで十分な解説だと思います。
素人講義に関しては、いちいち、反論するのは面倒なので、その出たがり、オタク性質だけを問題にして取り上げています。
今回の主旨は、こんな事をしていても、人生は、変わらないぞ!、という愛ある指摘だと思っています。
良い日本の先生に出会って下さい。